舞台で出を待つ男、それをドアのすきまから覗き込む男。話は風車小屋の一家へと移る。食事中にへそくりを数える祖父(カレル・ラベレ)、蝿をつかまえて収集している兄弟。母(カトリエ・ボルシューゼン)は、ねむっている祖父から金をくすねようとする。頭のおかしい弟(ジム・ヴァン・デ・ウーデ)は精神病院につれられていった。兄(フリーク・デ・ヨング)は母の制止をふりきって、バスで精神病院へ。中では弟が患者相手になにやら講義をしていた。患者も医者も妖しげな行動をしている。兄は母につれもどされて風車小屋へもどった。父(ジェラルド・トーレン)が自殺していた。風車小屋が爆発。話は再び舞台にもどる。これまでは兄の幻想だったのだろうか?