1951年のイギリス。ひっそりとした海辺の田舎町。リンダ(エミリー・ロイド)は、16歳の反抗的な少女。美容学校の訓練生だったが、パーマのかけ方が乱暴で退学させられる。リンダはすべてのことに退屈しきっていた。変化に乏しい田舎町での生活、折り合いが悪い父親ヒューバート(ジェフリー・ハッチングス)とのいがみ合いの日々。自分の生活を何とか変えたいと望むリンダは、ボーイハントに喜びを見出そうとして男友だちとの時間をもつが彼女のボーイフレンドたちは頼りない男の子ばかりだ。美容院の次の仕事として、バス会社に入ったリンダは、そこで知り合った若い男とベッド・イン。が、いらいらはつのるばかりだった。彼女が反抗的になったのは、妹ばかりを可愛がる父と違って、リンダに愛情を注いでいた母のエリザベス(スーザン・スキッパー)が死んでしまったこともあった。仕事とボーイフレンドを次々に変えていくリンダは、やがてエリック(トム・ベル)と知り合う。毎夜納屋で会う2人だが、エリックもリンダの心を癒しはしなかった。やがて海辺のカフェでウェイトレスを始めるが、訪ねてきた父との大ゲンカが原因でクビ。エリックの子供を身ごもった彼女は周囲の反対を押しきって産む決心をした。こうして乳母車を押したリンダは、晴れ晴れとした表情で堂々と生まれた町に戻って来るのだった。。