西歴932年、当時イギリスを統治していたアーサー王(グラハム・チャップマン)は、神からお告げのあった聖杯を求め、円卓の騎士団を引いてカメロット城へと旅に出た。しかしやっと着いたカメロット城に聖杯はなく、再びはてしない旅に出た。途中、サー・ロビン(エリック・アイドル)たちは森の中で3つの顔を持った騎士に阻まれたり、サー・ガルハッド(マイケル・ペリン)はアンスラックス城で、百数名の美女達と一夜を共にしなければならなかったり、さまざまなハプニングに出会う。やっと聖杯のありかを知っているという老いた魔法使いに出会い、彼の案内で怪獣の住むというほら穴に行くが、中に入るには、穴を守る“悪魔のうさぎ”を退治しなくてはならない。ダイナマイトをなげこんだアーサー王一行は、ほら穴で、石に刻まれた古代語の刻銘を発見した。途中怪獣の襲撃からのがれたアーサー王一行は、勝った者だけが渡れる“死の橋”を超え、天の声に導かれて魔法のボートに乗ってアール城に向かった。が、騎士達を集めて城を攻撃しようとした時、パトカーで乗りつけた警官隊に、全員が歴史家殺害の疑いで逮捕されてしまった。しかも、このシーンを撮影していた撮影隊のカメラまでが、警官の妨害にあい、こわされてしまい、その後のアーサー王一行がどうなったかは、わからずじまいになってしまった。