香港にあるテレビ局MTV(マウス・テレビ)の専属タレント、チ・マン(マイケル・ホイ)は、局と8年専属契約を結んで1年になるというのに全くお呼びがかからない。彼にはチョンボ(リッキー・ホイ)という弟がいたが、彼は発明狂で、最近は笑いガスが吹き出す盗難予防装置などを発明したり、感じるテレビという得体の知れないモノを創っていた。にチョンボにはリンリン(バオ・ツイ・リン)という可愛いガールフレンドがいて、兄のロン(サミュエル・ホイ)といっしょにホテルのレストランで奇術ショウをやっていた。ある日、CTV(キャット・テレビ)から、チ・マンにクイズ番組の司会をやってみないかという話がとびこみ、引きうけた結果、大成功におわる。そして5年の契約を結ぶが、MTVと7年も契約が残っていることからMTVのリーチ局長(リュウ・チェン・チェン)に契約解除を頼んでみるが、冷たく拒まれてしまう。そこで考えついたのが、局長室の金庫にある契約書を盗み出すことだ。昼休みを狙ってチョンボと変装して忍び込んだチ・マンだったが、ボディーガードに見つかってしまい、ようやく契約書をもって逃げ出したものの、チョンボは金庫の中に閉じ込められてしまった。ロン兄妹に助けをかりてチョンボを助けに向かったチ・マンは、生放送のショウ番組に紛れ込んでしまい、スタジオはテンヤワンヤの大騒動。しかしチョンボの仕かけた笑いガスが、観客たちを喜ばせ、これを見ていたMTVの会長が、視聴者が求めていたのはコレだとばかりにチ・マンを気に入った。チ・マンは、MTVの会議室に招かれ、会長をはじめ重役たちから、局長になって欲しいと頼まれるのだった。