いたずら天使　ミッシェル

五歳のいたずらっ子がくりひろげる騒動と心あたたまる行動を描く。監督は「長くつしたのピッピ」のオルレ・ヘルボン、脚本・原作は児童文学の大家アストリッド・リンドグレン、音楽はゲオルク・リーデルが各々担当。出演はヤン・オールソン、ハンネローレ・シュロート、ルドルフ・シュンドラーなど。

「ミッシェル！」この声をきくと、村人はまたかと思う。明けても暮れてもミッシェル（ヤン・オールソン）のいたずらを怒る父親の声が聞こえてくる。他人の家に窓ガラスを破って入ったり、村の祭りの日に火をつけて騒ぎをおこしたり、ミッシェルのいたずらは続いた。冬になり、雪嵐でアルフレッド（ビヨルン・グスタフソン）がたおれミッシェルが助け出して以来、村人達の彼を見る目は変った。が、今日も父親のどなり声が聞こえてくる。