近未来。荒廃した環境保存を推し薦めている目の不自由なエコロジスト、アーサー・モーズリー(クラウディオ・カッシネリ)。彼の命を狙う若者がいた。鋼鉄の腕をもつサイボーグのパコ・クエラック(ダニエル・グリーン)だ。精神まで訓練させている殺人鬼だ。彼を操るのは悪徳企業家フランシス・ターナー(ジョン・サクソン)。このターナーにとってモーズリーの運動は目のうえのたんこぶなのだった。まんまとモーズリーの部屋に入り込んだパコだったが、彼の30パーセントの人間性が目覚め、暗殺は失敗に終った。パコは逃げる。故郷アリゾナを目指しているうちに、人間性を取り戻しつつあった。暗殺失敗に終ったことを知ったターナーは、パコの追跡に当たった。一方、FBIは、ペキンパー博士(エイミー・ウエルバ)をリーダーにモーズリ暗殺未遂事件を追った。パコはアリゾナに入り、美しい女性リンダ(ジャネット・アグラン)が経営するカフェ・モーテルで働き始めた。このモーテルの名物は、トラック・ドライバー達のアーム・レスリングだ。そこで、乱暴もののラウエル(ジョージ・イーストマン)を打ち負かし、それをきっかけにリンダとの間に恋が芽ばえた。しかし、ターナーとFBIの追跡が迫った。リンダとともにターナーに挑むパコは、見事にターナーを倒し、取り囲むFBIの説得のまえで、人間性をみせるのだった。