1958年のロンドン。ある夏の日、熱帯夜のその夜、ソーホーの街は、いつものように青春を謳歌する若者たちの熱気でむせかえっている。カメラマンの卵コリン(エディ・オコーネル)、その恋人でデザイナー志望のスゼット(パッツィ・ケンジット)も、彼らの仲間だ。しかし、ひょんなことから喧嘩してしまい、スゼットはファッション界の大物デザイナー、ヘンリー(ジェームズ・フォックス)に惹かれてゆく。いつも約束に遅れるコリンに愛想をつかして、すべてを満たしてくれそうなヘンリーの誘いにのり婚約してしまうスゼット。がっかりしたコリンは、ふとしたことで広告業界のやり手、ベンディス(デイヴィッド・ボウイ)と知り合う。コリンの写真に注目したベンディスは、彼に仕事を与え、売れっ子カメラマンとなるコリン。スゼットを振り向かせようとテレビ出演をする彼。しかしテレビ界の汚ないやり方に嫌気がさし、ショーを目茶目茶にする。その日はスゼットとヘンリーの結婚式の日。諦めきれない気持ちでテレビに映るコリンを見つめるスゼット。一方、アパートに戻ったコリンはアパートのあるリトル・ナポリの土地をめぐって陰謀を企むファシストに操られた一団がヘンリーとグルになっていることを知る。一団と黒人達が遂に衝突した夜、スゼットがヘンリーのもとを脱出、黒人クラブで偶然コリンと再会する。若者たちによって一団が一掃され、降り出した雨の中、コリンとスゼットは愛を確かめ合うのだった。