カリフォルニア州中部の小さな田舎町。スラム地区でキャンピング・カーに住む女子高生のアニータ(ドリュー・バリモア)は、学校では同級生に侮辱され、家では酔っぱらいの養父ルーニー(ジョー・ダレッサンドロ)に性的虐待を受ける、孤独ですさんだ日々を送っていた。彼女は射撃にわずかな楽しみを覚え、その腕前は上達していった。学校の研究課題で刑務所に服役中のハワード(ジェームズ・ル・グロス)と文通を始めたアニータは、次第に彼に恋愛感情を覚える。生きる希望と自信を抱く彼女はある夜、泥酔したルーニーに暴行されるが、自由とハワードへの愛を勝ち取るため、ついにルーニーを射殺する。模範囚として仮釈放されたハワードはアニータと結婚する。最初はハワードを快く思っていなかったハンク牧師(ビリー・ドラゴ)も心から祝福したが、アニータの親友ジョイ(アイオン・スカイ)の父で保護観察士のキンケイド(マイケル・アイアンサイド)だけは前科者の彼に疑念を抱き、監視していた。結婚式の夜、互いの過去を打ち明けた2人は、ひそかにルーニーの死体を焼却炉に投げ入れた。だが、かつてアニータを犯した2人の同級生たちに秘密をかぎつけられそうになったあげく、ハワードは彼らの1人を殺してしまう。アニータは、ハワードと共に母の故郷へ逃亡する。豪華な屋敷に忍び込み、2人だけの一夜を過ごした彼らは、人生の幸福を初めて知る。警官隊が2人の隠れ家を取り囲み、容赦なく銃撃が開始された。ハワードはアニータに別れを告げ、振り注ぐ銃弾の中へ飛び出して行った。