スキャナーを使って、都市の征服を企む警察官フォレスター(イワン・ポントン)は、そのために街でスキャナーを発見するや、無理やり自分の傘下の精神病院に送り込んでいた。ごく普通の生活を送っていたデイヴィッド(デイヴィッド・ヒューレット)は、付き合い始めたばかりのG・F、アリス(イザベル・メジアス)と買い物の途中で強盗にあい、アリスを人質に取られ、人前でサイキック・パワーを使ってしまう。フォレスターに目をつけられ迎えられたデイヴィッドは、力に感嘆し、理解をしめしてくれる彼に従うが、スキャナーをロボットのように扱うフォレスターのやり方を嫌い、脱出する。秘密を知るデイヴィッドをフォレスターの手下で最強のスキャナー・ドレク(ラウル・トルイロ)が追う。一人生まれ故郷に帰った彼は、両親に不幸な出生の秘密を聞く。デイヴィッドはスキャナーの夫妻の間に生まれた子供で、両親は若きフォレスターに殺されたのだった。しかし姉ジュリー(デボラ・ラフィン)がいることが解り、彼女を訪ねた間に、養父母は無残にも殺されていた。怒りに狂ったデイヴィッドは姉の協力を得てフォレスターたちに立ち向かう。激しい戦い。静かな雪の夜、廃人になったフォレスターと破れ去ったドレクらの姿があった。