冷戦末期。スペイン、バルセロナ。テッド(テイラー・ニコルズ)はアメリカ系企業で働くセールスマン。そんなある日、いとこの海軍将校フレッド(クリス・アイグマン)が突然来訪、あつかましく居候をはじめた。失恋直後で傷心いえないフレッドはこれを怒り、二人はケンカをはじめた。そんな二人を、見本市をコンパニオンの美女たちが仮装パーティに誘う。フレッドはその中の一番の美女マルタ(ミラ・ソルヴィーノ)と、テッドは金髪が素敵なモンセラート(タシュカ・ハーゲン)という女性と交際をはじめることに。4人が連れ立って出歩く日々が続くが、テッドとフレッドは2人の美女の奔放さに呆れるばかり。フレッドの真剣さにもかかわらず、モンセラートは同棲相手で反米思想のジャーナリスト、ラモンのもとに戻ったまま帰らなかった。折あしく、スペインでは反米気分が最高潮。テロリストの襲撃も日常化し、フレッドまでもが狙われはじめた。その矢先、フレッドはマルタの部屋で銃撃されて重傷を負う。慌てて病院にかけつけるテッド。しばらく後。ようやくフレッドにも意識も戻り、二人は帰国を決めて、バルセロナ生活も終わりを告げた。