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  • 平均評点

    54.4点(49人)

  • 観たひと

    92

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル SF / サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1996
公開年月日 1996/10/19
上映時間 132分
製作会社 エドワード・R・プレスマン・フロ(ニューライン・シネマ 提供)
配給 ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 SDDS
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

遺伝子工学を極めた果てに生まれた、異形の生命体が引き起こす恐怖を描くSFスリラー。原作は、SFの父ことH・G・ウェルズの古典的名作『モロー博士の島』で、「獣人島」(32)、「ドクター・モローの島」(77)に続く3度目の映画化。監督は「イヤー・オブ・ザ・ガン」のジョン・フランケンハイマー。脚本は「ハードウェア」(監督も)のリチャード・スタンリーと、フランケンハイマーのTVムービー2作『ウォール・オブ・アッティカ/史上最大の刑務所暴動』(V)と『バーニング・シーズン』(V)でも組んだロン・ハッチンソンで、ノー・クレジットで「イレイザー」のワロン・グリーンと「フルメタル・ジャケット」のマイケル・ハーがリライトにあたっている。製作は「訣別の街」のエドワード・R・プレスマン、エグゼクティヴ・プロデューサーはティム・ジンネマンとクレア・ラドニック=ポルスタイン。撮影は「トゥームストーン」のウィリアム・A・フレイカー、音楽は「山猫は眠らない」のゲイリー・チャン、美術はグラハム・ウォーカー、編集はポール・ルベル、衣裳はノーマ・モリソー。作品の最大の見どころである特殊メイクアップ効果は「ターミネーター2」「コンゴ」のスタン・ウィンストン、特殊視覚効果は「アポロ13」のデジタル・ドメイン社、オープニング・タイトルは「セブン」のカイル・クーパーが担当。出演は「地獄の黙示録」「ドンファン」のマーロン・ブランド、「バットマン・フォーエヴァー」のヴァル・キルマー、「太陽と月に背いて」のデイヴィッド・シューリス、「デンバーに死す時」のファイルーザ・バルクほか。

あらすじ

太平洋上を漂流中の国連の弁護士ダグラス(デイヴィッド・シューリス)は、通りがかった国籍不明の貨物船に乗っていたモンゴメリー(ヴァル・キルマー)という謎めいた男に救出された。船内には野生動物が積み込んだ船はやがて場所も定かでない熱帯の孤島に停泊。上陸したダグラスは、モンゴメリーからこの島の所有者が、行方不明のはずのノーベル賞受賞の天才遺伝子学者モロー博士(マーロン・ブランド)だと知らされる。彼は、博士の娘のアイッサ(ファイルーザ・バルク)と出会い、その美しい肢体に魅せられる。その夜、モンゴメリーはダグラスを部屋に閉じ込め、それが君のためだと言う。鍵をこじ開けて抜け出したダグラスは、モロー博士の実験室に迷い込む。そこで彼は、博士とモンゴメリーが人間とも動物とも見分けのつかない母体から、見たこともない形の胎児が取り出している光景を目撃する。博士は遺伝子を操作し、獣人というべき異形の生命体を作り上げていたのだ。恐ろしくなったダグラスは、アイッサの助けを借りて島から逃げ出そうとするが、無数の獣人たちに取り囲まれる。そこに異様ないでたちの博士が登場。連れ戻されたダグラスは、遺伝子工学の粋を極めて、“完璧に純粋無垢な”生物を産み出そうという博士の夢を批判する。やがて、掟を破って動物の肉を食べた豹男のローメイ(マーク・ダカスコス)が裁判にかけられて処刑されたことを契機に、獣人たちの間に不満の空気が生まれ始める。そしてついに、ハイエナ男(ダニエル・リグニー)をリーダーとする獣人の過激分子は、産みの親であるモローに反逆と復讐の牙を剥き、彼を血祭りに上げた。ダグラスはアイッサと共に逃げようとするが、彼女もやはりモローの創造物であった。アイッサはダグラスを守ろうと、獣人たちと戦って死ぬ。モンゴメリーも殺され、獣人の手に落ちたダグラスは一計を案じ、ハイエナ男たちを同士討ちさせて難を逃れる。かくしてダグラスは、生き残った獣人に見送られ、ボートで島を後にした。

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