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訣別の街

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  • 平均評点

    67.1点(70人)

  • 観たひと

    129

  • 観たいひと

    15

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1996
公開年月日 1996/10/5
上映時間 112分
製作会社 エドワード・R・プレスマン‐ケン・リッパー・プロ
配給 東宝東和
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 SDDS
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演アル・パチーノ Mayor John Pappas
ジョン・キューザック Kevin Calhoun
ブリジット・フォンダ Marybeth Cogan
ダニー・アイエロ Frack Anselmo
マーティン・ランドー Judge Walter Stern
デイヴィッド・ペイマー Abe Goodman
アンソニー・フランシオーサ Paul Zapatti
リチャード・シフ Larry Schwartz
Lindsay Daucan Sydey Pappas
Mel Winkler Detective Holly
Lauren Velez Elaine Santos
Roberta Peters Nettie_Anselmo
Angel David Vinnie Zapatti
ラリー・ロマーノ Tino Zapptti
Bob LaBelle Wakaeley
Ray Aranha James Bone
Jaliyl Lynn James Bone Jr.

解説

カリスマ的なNY市長とその補佐官を軸に、腐敗した政界の人間模様をサスペンス・タッチで描いた骨太なエンターテインメント。83年から2年間、エド・コッチ元NY市長の下で助役を務め退官後は会社経営のかたわら、映画「ウォール街」の原作などを手掛けるケン・リッパーのオリジナル・シナリオを、「カッコーの巣の上で」「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」のボー・ゴールドマン、「キャット・ピープル」のポール・シュレイダー、ニコラス・ピレッジがリライト。監督には「シー・オブ・ラブ」「冷たい月を抱く女」のハロルド・ベッカーがあたった。製作は「ウォール街」「ストリートファイター」のエドワード・R・プレスマンと、リッパー、ベッカー、チャールズ・マルヴェヒルの共同。撮影は「愛と哀しみの旅路」などアラン・パーカー作品で知られるマイケル・セラシン、音楽は「トゥルーナイト」のジェリー・ゴールドスミス、美術は「摩天楼を夢みて」のジェーン・マスキン、編集はロバート・C・ジョーンズとデイヴィッド・ブレザートン、衣裳はリチャード・ホーナングが担当。主演は「シー・オブ・ラブ」「ヒート」のアル・パチーノと「ケロッグ博士」のジョン・キューザック。共演は「ケロッグ博士」のブリジット・フォンダ、「レオン」のダニー・アイエロ、「エド・ウッド」のマーティン・ランドーほか。

あらすじ

ニューヨーク市、ブルックリン。保護観察中のマフィアの麻薬ディーラーと刑事の銃撃戦で、一発の流れ弾が罪のない黒人少年の命を奪った。市民から絶大な支持を受けるNY市長のジョン・パパス(アル・パチーノ)は、すぐに彼の右腕である若き市長補佐官ケヴィン・カルフーン(ジョン・キューザック)に、事件の処理を命じる。複雑な政治局面を乗り越え、今また次期大統領候補と目されるパパスにとって、彼のイメージを損なうような事態は避けなければならない。カルフーンがうまく情報を操作したしたことで、パパスの人気は以前にも増して上昇した。しかし、そのために、殉死した刑事がマフィアと結託していたという憶測記事が流れてしまう。そんなある日、カルフーンは訪ねてきた若い女性弁護士コーガン(ブリジット・フォンダ)から、死亡したマフィアの男の保護観察処分に不正の疑いがあると聞かされる。この事件にはまだ何か隠された秘密があると言う彼女に促されて、カルフーンは再調査を始めるが、パパスはこれ以上の調査は必要ないと言った。それを無視してカルフーンは、事件の鍵を握る老判事スターン(マーティン・ランドー)に会う。高潔で知られた判事は、生涯でたった一度の過ちを悔い、マフィアに買収されて例に男に執行猶予の判決を与えてしまったことを告白する。さらに、判事に賄賂を持ちかけたのは、パパスの進める都市開発を協力にサポートしている議員のアンセルモ(ダニー・アイエロ)だった。しかも、NYの政界にマフィアのボス、ポール・ザパティ(トニー・フランシオーサ)からの大量の裏金が流れているというのだ。調査を進めるうちに、カルフーンの貴重な情報源となった人物が次々と殺されていく。やがて、事件は明るみに出てスキャンダルに発展し、起訴されたアンセルモは自殺した。亡くなった少年の葬儀で、パパスが感動的なスピーチを述べた夜、カルフーンはある決意をもって彼を訪ねた。理想主義をまだ失わないカルフーンの糾弾に、パパスは日々の政務の中で妥協を重ねるうちに、かつて自分の内部にもあったその思いが次第に曇っていったことを告白。彼は時期選挙に出馬せず、辞職すると告げた。パパスの元を去ったカルフーンは市議会議員に立候補し、朝の街頭に立った。

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