ユダヤ人の兄弟、兄スタン(デヴィッド・ペイマー)と弟バディ(ビリー・クリスタル)は、人を笑わせるのが大好きで、週末の夜は近所の人々に物まねやコントを見せ有頂天になっている。ある晩、2人はアマチュア・コメディアンのオーディションに出演するがバディが大笑いをとり、それをきっかけに彼はコメディアンとして頭角を現していく。一方スタンは華やかなスポットライトを浴びる弟の影に隠れ、マネージャー兼付き人として裏方に徹していた。バディはその毒舌たっぷりのブラックな話術で人気絶頂の有名人となり、「エド・サリバン・ショー」へ出演することに。だが彼の前の出演がビートルズだったため、バディはアタマにきてしまい、自分の番になってショーを目茶苦茶にしてしまう。急速に人気を失ったバディはドサ廻りの芸人におちぶれてしまう。レストラン、安ホテル、ボーリング場、ストリップ劇場、韓国人経営のクラブ。道中、スタンと妻エレーンの励ましを受け再出発を決意するバディ。そして今日もフロリダの老人ばかりのホテルで、得意のトークを披露する彼の姿があった。