関係が破綻しかけている、ある中流アメリカ人夫婦の36時間の姿を描く人間ドラマ。監督・脚本は「こわれゆく女」のジョン・カサヴェテス。彼自身の私財を投入し、独立資本で3年間の年月をかけて製作された。撮影場所は彼の自宅、編集作業も彼の家のガレージで行われた。製作はモーリス・マッケンドリー、撮影は「オープニング・ナイト」のアル・ルーバン、音楽はジャック・アッカーマンが担当。主演は、当時ロバート・アルトマンの秘書だったリン・カーリン、カサヴェテス夫人で「ラヴ・ストリームス」のジーナ・ローランズ、この作品でヴェネチア映画祭最優秀主演男優賞を受賞したジョン・マーレイ。同映画祭の最優秀監督賞も同時に受賞した。