ある夏の夜、ニューヨークの近くでダム工事用のニトログリセリンを満載したトラックが何者かによって奪われた。FBIのジェリー・コットン(ジョージ・ネイダー)とフィル・デッカー(ハインツ・バイス)はこの事件追及を命ぜられ、活動を開始した。一方ギャングの首領ラリー・リンク(ホルスト・フランク)も消えたニトロを追っていた。そしてジェリーがルウというニトロ強奪犯人に案内させて、ニトロの隠し場所の地下鉄の工事場へ到着した時には、既にリンク一味が待っていた。ルウは殺され、ジェリーも縛りあげられた。リンクは手に入れたニトロをネタに100万ドルをFBIに要求してきた。更にこの脅迫が出鱈目でないことを示すため、ニトロでマンハッタン橋を爆破しようとしたが、フィルに助けられたジェリーの超人的な活躍で未然に防ぐことが出来た。しかしそのため、危険を逃れようとする市民が大移動を始め、交通機関が麻痺状態に陥った。ついにワシントンから、100万ドルを支払えという命令がFBIニューヨーク支局長ミスター・ハイ(リチャード・マンチ)に下った。ジェリーは小型の無電発信機を忍ばせた100万ドル紙幣の入った鞄を追跡して、リンクの隠れ場所に迫ったが、彼らは既にFBIの手入れを感づいて、急行列車にニトロを積んだ貨車を衝突させる計画に移った。しかしリンクに誘拐されていたスミート博士が、それをジェリーに知らせて、間一髪大惨事を免れることが出来た。