母のレノーレ(ダイアン・ウィースト)とブルックリンの下町に住むクッキー(エミリー・ロンド)は、ある日友人のピア(リッキー・レイク)と歩いているところを警官に逮捕されてしまう。裁判所に迎えに来たふたりの男に連れられてクッキーがやってきたのは父ディノ(ピーター・フォーク)の服役する刑務所の面会室。そこで彼女は15年ぶりに父と再会するが、昔気質のディノと気の強いクッキーの仲は険悪だった。やがてディノは仮出所するが、彼にはマフィアのドンの娘で、今はペット・ショップのオーナー、バニー(ブレンダ・ヴァッカロ)という妻がいた。今やディノの地位は仲間の裏切りによって奪われており、彼は名誉回復に立ち上がる。そしてクッキーはドライバーとしてディノのそばに寄り添ってゆくうちに、父と娘の絆を蘇らせてゆくのだった。そしてマフィアの権力抗争に巻き込まれ、命をつけ狙われるようになったディノは、友人のロス(ジェリー・ルイス)や部下のヴィト(エイドリアン・パスダー)の協力で、抗争に巻き込まれ死んでしまった自分の偽の葬儀を聞き、マフィアや警察の裏をかいて、相手組織を懐滅させる。こうしてディノは、レノーレとクッキーと共に新天地を求め希望の旅に出るのだった。