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歌へ!太陽(1945)

  • うたえたいよう
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  • 平均評点

    56.2点(11人)

  • 観たひと

    20

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1945
公開年月日 1945/11/22
上映時間 51分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

演出阿部豊 
脚色八住利雄 
原作菊田一夫 
製作伊藤基彦 
撮影小原譲治 
美術北猛夫 
音楽伊藤昇 
録音高橋隆 

キャスト

出演榎本健一 修吉
轟夕起子 
灰田勝彦 幸雄
川田義雄 浩一
西條孝 弁二郎
高勢實乗 直吉
田中春男 支配人
竹久千恵子 まつ
大原栄子 波惠
中北千枝子 みつ枝
河野糸子 麗子
飯田ふさ江 みどり
鳥羽敏子 踊り子
宮川五十鈴 踊り子
尾崎幸子 踊り子
豊原みのり 踊り子
松川彩子 踊り子
早川綾子 踊り子
橘郷子 踊り子
田邊よね子 踊り子
登山晴子 踊り子
高野千代子 踊り子
大城政子 踊り子
南弘子 踊り子
陸奥弘子 踊り子
岡村千鶴子 踊り子
高橋玉江 踊り子
堀切雪江 踊り子
立花満枝 踊り子
漆山信子 踊り子
重田アサ子 踊り子
諸岡英子 踊り子
北川耕三 演芸会社の人
小森敏 事務員
伊達満 事務員
増山健吉 浩一の弟子

解説

「南海の花束」に次ぐ阿部豊演出の音楽映画。

あらすじ

「微笑少女」それがこの劇場の歌手、梢の愛称であった。梢はいつも明るい微笑に包まれていた。彼女に接する人達は誰でも知らず知らず幸福な気持ちになってしまうが、それでいて梢自身は自分の存在がそんな効果を周囲の人達に与えていることには少しも気がつかない。その無邪気さが、梢をますます一座の人気者としていた。舞台でもその微笑に乗る美しい歌が、観客の拍手を巻き起こしていた。一座の男性歌手の幸雄は梢の愛人であった。二人の仲も梢の無邪気な微笑のために少しの暗さもない--まるで少年少女の間のような愛情であった。だから一座の人達が少しも二人のことに気がつかず矢張り陽気な歌手の浩一が梢に思いを寄せて悩むのも無理からぬ次第であった。浩一の父の直吉は同じ劇場の大道具方でこの父子の仲の睦まじいこと、傍の目も羨ましい限りだった。直吉と一緒の部屋にいる掃除婦のおまつ婆さんはそれに刺戟されて「今は遠くにいて会えないが私にも親孝行の息子がいる。いつも手紙や品物を送って寄越すのさ」と自慢を始めた。まつには以前口の不自由な息子があったのだが、今は亡くなって彼女の涙の種になっていた。この自慢話を誰よりも一番親身になって聞いてやったのは梢である。梢はまつの愛情が理解できる優しい気持ちをもっいていた。直吉がまつの息子のことは嘘だと言い始めた時、梢は兄の修吉に頼んで、臨時にまつの息子になって貰いまつの窮地を救ってやった。しかし兄の修吉と梢が一緒にいるところを目撃した浩一は誤解から梢から去ろうとした。直吉は修吉が偽息子だという事を見破った。まつの傷心を見ると梢の心は暗かった。が、梢は矢張りその「微笑少女」らしいやり方ですべての誤解を解いたのである。

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