女スパイのアニエ(ヴァレンティーヌ・デミー)は、組織の指令を受けて多国籍企業のハイテク・ビルのオフィスから「CODE90・チャタレイ夫人」というタイトルのフロッピーディスクを盗み出した。だがその瞬間から彼女の身に不可思議な事件が降り注ぐ。アニエは謎の男にレイプされ、正体不明のジープに追われることとなった。逃走の途中、彼女は若いヒッチハイカーを拾い一時の安らぎを得るが、翌朝目を覚ますと少年の姿は消えている。休息のためのホテルではスヴェトラーナ(カルメン・ディ・ピエトロ)という女性と恋におちるが、やはりその女も次の日に黙って去っていった。誰も彼もが何かの目的で自分に近付いてくる気がし、たまりかねたアニエはついに反撃に出るのだった。