せかいのおきく

せかいのおきく|----|----

せかいのおきく

レビューの数

100

平均評点

75.2(347人)

観たひと

459

観たいひと

28

(C)2023 FANTASIA

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2023
公開年月日 2023/4/28
上映時間 89分
製作会社 FANTASIAInc.=YOIHI PROJECT(制作プロダクション:ACCA)
配給 東京テアトル=U-NEXT=リトルモア
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダ-ド
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督阪本順治 
脚本阪本順治 
企画原田満生 
製作近藤純代 
プロデューサー原田満生 
バイオエコノミー監修藤島義之 
五十嵐圭日子 
撮影笠松則通 
美術原田満生 
美術プロデューサー堀明元紀 
装飾極並浩史 
小道具井上充 
音楽安川午朗 
音楽プロデューサー津島玄一 
録音志満順一 
照明杉本崇 
編集早野亮 
衣装大塚満 
メイク山下みどり 
床山山下みどり 
結髪松浦真理 
ラインプロデューサー松田憲一良 
助監督小野寺昭洋 
VFX西尾健太郎 
マリン統括ディレクター中村勝 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演黒木華 松村きく
寛一郎 中次
池松壮亮 矢亮
眞木蔵人 孝順
佐藤浩市 松村源兵衛
石橋蓮司 孫七

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

阪本順治が、先進的な循環型社会を実現していた江戸時代を舞台に、オリジナル脚本で贈るモノクロ時代劇。江戸末期を舞台に、貧乏長屋で暮らす、声を失った武家育ちの娘おきくと、社会の最下層で人々の糞尿を売り買いして生きる青年・中次と矢亮の青春物語。出演は「映画 イチケイのカラス」の黒木華、「ホテルアイリス」の寛一郎、「シン・仮面ライダー」の池松壮亮。美術監督として活躍してきた原田満生が発起人となり、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携し、様々な時代の“良い日”に生きる人々の物語を映画で伝える“YOIHI PROJECT”の劇場映画第1弾。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

22歳のおきく(黒木華)は、武家育ちでありながら、今は貧乏長屋で父・源兵衛(佐藤浩市)と二人暮らし。毎朝、便所の肥やしを汲んで狭い路地を駆ける中次(寛一郎)のことをずっと知っている。ある時、喉を切られて声を失ったおきくは、それでも子どもたちに文字を教える決意をする。雪の降りそうな寒い朝。やっとの思いで中次の家にたどり着いたおきくは、身振り手振りで、精一杯に気持ちを伝えるのだった。江戸末期、おきくや長屋の住人たちは、貧しいながらも生き生きと日々の暮らしを営む。そんな彼らの糞尿を売り買いする中次と矢亮(池松壮亮)もまた、“臭い、汚い”と罵られながらも、いつか読み書きを覚えて世の中を変えてみたいと、希望を捨てずにいた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024年2月号増刊

日本映画ベスト・テン:

2023年5月上・下旬合併号

「せかいのおきく」:インタビュー 阪本順治[監督・脚本]

「せかいのおきく」:インタビュー 原田満生[企画・プロデュース・美術]

「せかいのおきく」:作品評

UPCOMING 新作紹介:「せかいのおきく」

2026/03/11

2026/03/11

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/スマホ 


江戸のうんこはいずこへ

観終わったあと、なんだか手を洗いたくなりました。
それだけ見事に描かれていたのだと思います。

2026/02/14

2026/02/14

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 


汚穢屋の恋

江戸時代の汚穢屋と、元武家の娘の恋物語。よくぞここまでストレートに糞を描いたものだ。モノクロじゃなきゃ見れなかったかも。それたけに人間の生きることを描けている。青春だなぁ。

2025/11/25

2025/11/26

90点

レンタル 


うんこ塗れの愛

驚いた。観たことがない、こんなに“うんこ”が前面に打ち出された作品は。モノクロにした一番の理由は、うんこ塗れの画面によるものが大きい。しかし、それでなくても内容的に、時代的にもモノクロスタンダードが相応しい。

現代では、排泄物は水で流されてしまうので、それを我々は直接目にしないでも処理されてしまう。しかし、私の幼少期はまだ汲み取り式の便所で、汚物は衛生車が来るまで、トイレの底に溜められていたわけだ。僅か5、60年前の話だ。以来、すっかりうんこ話はタブーにされていた。しかし、現実から目を逸らせてはいけない。今まで画面上隠されていたものを観客に突きつけ、これこそ人間の生き様とばかりに見せつける。実力派の阪本順治監督だからこそ、通った企画なのだろう。

時代は江戸末期。大雨が降ると、長屋の厠からは排泄物が道まで溢れる。待てよ、現代社会でも、大災害が発生すると、避難所のトイレは似たような状態に陥るではないか。トイレ問題は、やはり隠しておくわけにはいかない。それを処理する人が、必要だ。江戸時代には汚穢(おわい)屋と呼ばれる人たちがいた。汚物を扱う彼らは社会の底辺に位置付けられ、差別を受けている。

中次(寛一郎)と矢亮(池松壮亮)は、屈辱に耐えながらも、生きていくためにこの仕事を選ばざるを得ない。物語は、このうんこの世界にあっても、存在する美しき愛情を描いていく。文字通り、うんこ塗れの愛だ。

おきく(黒木華)は武家の娘で、気位が高かったが、死地を乗り越えてから、その世界観が大きく変わったようだ。声が出せなくなり、周囲の思いやりに目が覚める。演じる黒木華が、当然だが素晴らしい。勝気な娘の素振り、奈落に突き落とされた失意、自分の書いた文字で悶絶する可愛らしさ、周囲の温かさを受け入れ、新たな一歩を進もうとする決意、そして中次への愛情表現。モノクロのくそ塗れでも、その姿は美しく輝いて見える。

章仕立てで語られる物語。規則的に表れるカラーのカットは、何を意味するのか。そして『せかいのおきく』というタイトルが、実に良い。

2023年キネマ旬報ベストテン第1位。

2025/10/25

2025/10/26

76点

選択しない 


若い二人の糞尿業者とおきくの人生

糞尿を扱う仕事をする二人の青年と喉の傷で話せなくなった女性おきくという特殊な立場の三人の交流を描いた作品。糞尿の場面がとても多いのでモノクロの画面は必須です。ただあの強烈な匂いをものともしないおきくさんの行動はちょっと現実離れし過ぎた感もあり。ラストシーンがとてもいい。

2025/06/14

2025/06/14

72点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


黒木華と池松壮亮

佐藤浩市親子も出ている
話らしき話はあまりない
江戸時代の階級社会の葛藤?というほど描けていないが
2023年キネ旬1位 なぜ?
黒木華は相変わらず良いのだが

2025/06/10

2025/06/11

60点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


江戸末期の糞尿事情を描いた時代劇

短編からの長編化らしく、こじんまりと纏まりすぎた感が強い。