戦争孤児を描いたヒューマンドラマ。
上映終了後にトークショーがあり監督が登壇。
若いなぁと思っていたら、33才とのこと。
そろそろ戦争体験者からの言葉が聞けなくなりますが、それを受け継ぐ世代の映画と言っていたのが印象的。
先日の新聞記事にどう受け継ぐかというので、アニメが1位でした。
本作は映画ではありますが、メッセージを訴えるというところでは有効だと思います。
戦争孤児で戦前の記憶がないフミは、街を歩きながら自分が育った工場を捜している、というストーリー。
ストーリーはちょっと悪い不動産屋やいい加減な義理の弟とか、ちょっとどうかと思ったりする。
しかし、フミの両親は亡くなっていたが、工場の従業員が生きていて、両親について知れたことに感動する。
私には何気ない背景だと思っていましたが、上映後のトークショーで原作者の話を聞いていると、いろんななところがメッセージになっているのに驚く。
言問橋の焦げ痕は劇中で言っていたのでわかりましたが、あえて説明しないでいろんなことを語るのに感心しました。
東京大空襲については知っていたが、どんなものかは知らなかった。
そういう意味でも本作は意義があると思いました。
さて、この日はトークショー付き。
監督、山嵜晋平監督が登壇。
山嵜さんは烏丸さん主演の映画を撮ったので呼ばれたとのこと。
両親から戦争体験を聞いていた。
監督は33才で戦争とは無縁。
若い世代が受け継がないといけない世代として撮った。
東京大空襲は知っていたが、亡くなった人数や資料館は知らなかった。
被爆者を別にすると東京が一番多くの方が亡くなったというのは撮っていくうちに知った。
脚本を進めたり、あの木が人を助けていたというのもロケハンで知った。
焦げ後なんかも初めて知った。
烏丸さんはちょっと若いので設定を2019年にした。
戦争を体験した人たちは強さを感じる。
客席に原作者がいて、文がどういう生き方をしてきたか。
風景などにヒントがある。
井戸とか触ったりしている。
井戸は雨水を利用しているが、文が火の中を走った時に井戸に飛び込む人がいる。
何かを感じたと思う。
英語を喋ったのはGHQや進駐軍と接触があったのではないか。
歌を歌ったのもそんなところ。
大人のいいなりにならないといけないけど、子供ながらに抵抗しているようなところ。
勇気を持って1人で生きているところ。
何も言わないけど感じとってもらいたかった。
モデルはいない。
ケント(カナの義理の弟)も文と会うことで変わると思う。
司会から、言問橋や不動産屋土地は6才児に戻って喋ったとありました。
監督から戦争を考えるきっかけになればとありました。