八月の杜

はちがつのもり|----|----

八月の杜

レビューの数

2

平均評点

77.0点(5人)

観たひと

5

観たいひと

1

(C)2026Hideko Takeshima

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2026
公開年月日 2026/8/22
上映時間 86分
製作会社 (制作協力:STUDIO NAYURA=SHAIKER/制作プロダクション:ティー・アーティスト)
配給 T-artist =ミカタ・エンタテインメント
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 1:2.00
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督岩本崇穂 
脚本竹島秀子 
関根俊夫 
原案竹島秀子 
企画竹島秀子 
関根俊夫 
製作竹島秀子 
プロデューサー浅野博貴 
撮影本荘在右 
美術ホ・ジニ 
音楽加藤亜祐美 
音楽プロデューサー本谷侑紀 
録音五十嵐猛吏 
整音五十嵐猛吏 
音響効果渋谷圭介 
照明富谷颯輝 
編集淺田茉祐花 
衣装藤原わこ 
ヘアメイク西村桜子 
グレーディング山口武志 
音楽制作東映音楽出版 
ラインプロデューサー小林且弥 
制作担当後藤剛 
助監督玉澤恭平 
宣伝高木真寿美 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演烏丸せつこ 中原文
菜葉菜 田島佳奈
上村侑 福井健斗
坂巻有紗 佐伯妙子
村田秀亮(とろサーモン)大山泰三
白川和子 深澤恭子

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

空襲で記憶を失った女性が人生の終末期に人々と心を通わせながら自らのアイデンティティを探し求めるヒューマンドラマ。1945年3月10日未明、東京大空襲の惨禍に記憶を失い、自分が何者かも分からないまま懸命に生きてきた中原文(ふみ)は、死期を間近に失った記憶を見つけようとする。主人公の文を烏丸せつこ、文に協力するホテルの経営者・田島佳奈に菜葉菜。共演は、上村侑、村田秀亮(とろサーモン)、坂巻有紗、白川和子。監督はCMやPVのほか短編映画、ドキュメンタリーなどを手掛け、本編で長編映画デビューとなる岩本崇穂。製作・原案・企画・脚本を小学校教員だったキャリアを持つ脚本家、竹島秀子。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

中原文(ふみ)は、幼い頃、空襲に遭い、空襲以前の記憶を失った。両親の記憶が全く無い文は、一番愛してほしい親から名前を呼ばれて味わう温もりも知らないまま、終戦後を必死に生き抜いてきた。例年、春季慰霊大法要に参加し、断片的な記憶を辿って育った家や両親の名を探し求め続けている。死期を間近にした今年も大法要に参加するが、手掛かりすら見つけられずにいた。そんな文は、長期滞在中のホテルで若い経営者・佳奈と出会う。佳奈は経営難により地主から立ち退きを迫られていた。それぞれに痛みを抱えた二人は、やがて心を通わせていく。佳奈たちとの親交が、やがて文の止まっていた時間を動かし始める。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2026/09/27

2026/09/28

70点

映画館/大阪府/第七藝術劇場 


家族と家の記憶を求めて。

ネタバレ

岩本崇穂監督、烏丸せつこ主演作。東京大空襲で、家も家族も記憶も失った主人公・中原文が、施設を抜け出し、東京で宿泊しながら生家のあった場所を探すが、滞在中の宿の追い出しを画策する不動産屋に騙されて、宿の中をスパイして…

戦後80年が経過したが、8月が近づくごとに東京大空襲など戦争の時代を振り返る映画が上映されるのは、あの時代を風化させない意味を感じるが、同傾向のストーリーが多いと感じる。本作は空襲により更地になった場所に建てられたホテルが中核となり、強欲な不動産屋がストーリーを転がすという点で異色な内容。

ただし、宿の女性経営者が不動産屋を襲って以降、そちらの方は収束して、少し拍子抜け。しかし、文がルーツ探しを諦めた時、資料館の協力もあって遂に知っている人が見つかるラストで心打たれた。

2026/08/23

2026/08/23

80点

映画館/東京都/K’S CINEMA 


戦争体験を語る

ネタバレ

戦争孤児を描いたヒューマンドラマ。
上映終了後にトークショーがあり監督が登壇。
若いなぁと思っていたら、33才とのこと。
そろそろ戦争体験者からの言葉が聞けなくなりますが、それを受け継ぐ世代の映画と言っていたのが印象的。
先日の新聞記事にどう受け継ぐかというので、アニメが1位でした。
本作は映画ではありますが、メッセージを訴えるというところでは有効だと思います。

戦争孤児で戦前の記憶がないフミは、街を歩きながら自分が育った工場を捜している、というストーリー。

ストーリーはちょっと悪い不動産屋やいい加減な義理の弟とか、ちょっとどうかと思ったりする。
しかし、フミの両親は亡くなっていたが、工場の従業員が生きていて、両親について知れたことに感動する。

私には何気ない背景だと思っていましたが、上映後のトークショーで原作者の話を聞いていると、いろんななところがメッセージになっているのに驚く。
言問橋の焦げ痕は劇中で言っていたのでわかりましたが、あえて説明しないでいろんなことを語るのに感心しました。

東京大空襲については知っていたが、どんなものかは知らなかった。
そういう意味でも本作は意義があると思いました。

さて、この日はトークショー付き。
監督、山嵜晋平監督が登壇。
山嵜さんは烏丸さん主演の映画を撮ったので呼ばれたとのこと。
両親から戦争体験を聞いていた。
監督は33才で戦争とは無縁。
若い世代が受け継がないといけない世代として撮った。
東京大空襲は知っていたが、亡くなった人数や資料館は知らなかった。
被爆者を別にすると東京が一番多くの方が亡くなったというのは撮っていくうちに知った。
脚本を進めたり、あの木が人を助けていたというのもロケハンで知った。
焦げ後なんかも初めて知った。
烏丸さんはちょっと若いので設定を2019年にした。
戦争を体験した人たちは強さを感じる。
客席に原作者がいて、文がどういう生き方をしてきたか。
風景などにヒントがある。
井戸とか触ったりしている。
井戸は雨水を利用しているが、文が火の中を走った時に井戸に飛び込む人がいる。
何かを感じたと思う。
英語を喋ったのはGHQや進駐軍と接触があったのではないか。
歌を歌ったのもそんなところ。
大人のいいなりにならないといけないけど、子供ながらに抵抗しているようなところ。
勇気を持って1人で生きているところ。
何も言わないけど感じとってもらいたかった。
モデルはいない。
ケント(カナの義理の弟)も文と会うことで変わると思う。
司会から、言問橋や不動産屋土地は6才児に戻って喋ったとありました。
監督から戦争を考えるきっかけになればとありました。