1950年代終わりから半世紀にわたり東宝作品を中心とする日本の特撮映画界で活躍。東宝特撮映画には1954年の「ゴジラ」から1988年の「アナザーウェイ　D機関情報」までそのほとんどに関わり、特撮美術監督としてセットだけでなく、特撮用大プールから「アルファ号」、「スーパーエックス」といった超兵器まで、特撮画面に登場するあらゆるものの設計、デザイン、製作を手掛けた。東宝特撮映画の黄金期には特撮用の美術を担当する特殊美術課、通称「特美（とくび）」の責任者として総勢30人以上に上るチームを率い、日本の特撮映画美術の礎を築いた。

2022年4月下旬号	BOOK SPECIAL『生誕100年　特撮美術監督　井上泰幸展』:
2012年6月上旬号	継承　井上泰幸と日本が誇るミニチュア特撮:砧のイリュージョニスト　井上泰幸のめざしたもの 継承　井上泰幸と日本が誇るミニチュア特撮:インタビュー　三池敏夫 継承　井上泰幸と日本が誇るミニチュア特撮:庵野秀明×樋口真嗣「巨神兵東京に現わる」撮影現場ルポ
2009年10月上旬号	HOT SHOTS:井上泰幸の特撮美術
2009年9月下旬号	”東宝特撮”総進撃:東宝特撮を支えた男たち　中野昭慶特技監督、井上泰幸デザイナー
1984年12月下旬号	巻頭特集　ゴジラ　橋本幸治監督作品:スタッフ・インタビュー　［特技美術］井上泰幸