日本・東京生まれ。女優オリヴィア・デ・ハヴィランドの実妹。35年から舞台に立ち、同年にRKOと契約して「男子牽制」で映画デビュー。だが当初は端役が多く、フレッド・アステアの相手役を務めた「踊る騎士」(37)も不調。39年にRKOとの契約が切れ、デヴィッド・O・セルズニックからヒッチコック監督の渡米第1作「レベッカ」(40)のヒロイン・テストに誘われ、これに合格。その演技でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、翌年ヒッチコックの「断崖」(41)でアカデミー主演賞に輝いた。「永遠の処女」(43)でもアカデミー賞候補になり、「ジェーン・エア」(44)などの作品で40年代に純真なヒロイン役で人気を集め、その後は『お茶と同情』(54)等の舞台やTVで活躍した。