毒親<ドクチン>

どくちん|독친|TOXIC PARENTS

毒親<ドクチン>

レビューの数

12

平均評点

67.2(52人)

観たひと

74

観たいひと

5

(C)2023, MYSTERY PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー / スリラー
製作国 韓国
製作年 2023
公開年月日 2024/4/6
上映時間 104分
製作会社 ミステリーピクチャーズ=ZOA FILMS
配給 ミステリーピクチャーズ=シグロ
レイティング R-15
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「オクス駅お化け」脚色のキム・スインが長編映画初監督を務めたサスペンス。成績優秀で優等生の高校生ユリは、母ヘヨンの度を過ぎた教育と執着に長年悩まされていた。ある模擬試験の日、学校に行かず姿を消したユリは、キャンプ場で遺体となって発見される。出演は、ドラマ『妻の誘惑』のチャン・ソヒ、ドラマ『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』のカン・アンナ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

成績優秀で優等生の高校生ユリ(カン・アンナ)と、誰よりもユリを愛する母親ヘヨン(チャン・ソヒ)は、誰が見ても完璧で理想の母娘と周囲の羨望の的だった。しかし実は、ユリは長年ヘヨンの度を過ぎた教育と執着に悩まされていた。ある模擬試験の日、ユリは学校に行かず姿を消す。キャンプ場でユリの遺体が発見され、捜査に当たったオ刑事(オ・テギョン)は自殺の可能性が高いと考える。しかし、ヘヨンは頑なに認めず、担当教員ギボム(ユン・ジュンウォン)がユリを呼び出していたことを知ると、ギボムを疑い裁判を起こす。事件を捜査するうち、徐々にヘヨンの歪んだ母性愛が浮かび上がり、やがて驚くべき真実が明らかになる……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024年4月号

UPCOMING新作紹介:「毒親<ドクチン>」

2025/06/15

2025/06/23

67点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕

SNSで知り合ったような一見の若者4人が集団自殺し、その原因を紐解いて行く。
1人だけ助かって逃げた青年を犯人だと疑う母親だが、自らの異常性に気が付かず、娘が毒親である自分から逃げるかのように死を選んだ事を決して受け入れようとしない。
毒親具合は、自分が過去に受けた虐待が連鎖するという他の映画やドラマでもよく見るレベルで、子供への過剰な期待と支配下における教育虐待、友人の選別など、よくある過干渉型の毒親ストーリーではあるのだが、不気味さが増すのは、その虐待娘が死んでなお、絶対に自分の非を認められず、なおかつ下の弟にそれが移行していく姿だと思う。
ラストに匂わされる、母親を憎み、逃れたかった故の自殺だというだけではなく、母親を憎みきれない、これ以上母に虐待をさせ、自分が虐待を受ける連鎖を断ち切るには死を選ぶ他ないかのような、僅かに親への子供の捨てきれない愛情を美化するかのようなニュアンスもあったが、ゆえに、断ち切られるどころか自分を見つめ直すこともできず、弟にその毒親っぷりがシフトしていく様が余計にゾワゾワする。
それにしても、父親はそれだけ内情がわかってて何故子供達を守ろうとしなかったのか。

2025/06/09

2025/06/09

60点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
字幕


子供への過度な愛情がもたらす悲劇

日本で「モンスター・ペアレンツ」なる言葉が話題になった頃を思い出す。子供とは言え、一人の人格を持った人間として対することの大切さがひしひしと伝わる。ミステリアスな展開ながら、母親の強烈な個性より物語の行方も安易に想像出来てしまうのが残念。あのラストシーンが今後どちらに転ぶか、観る者次第で分かれることだろう。

2025/06/03

2025/06/05

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
字幕


親子とか愛とかの呪いの話なんだけど、お母さんが割と型通りの教育ママというか、良かれと思ってそうと知らず追い詰める苛烈さが希薄で、お母さん自身が受けてた虐待も絵日記一枚だけで、死を思い詰めるまでの負の連鎖の説得力にちょっと欠けるような気がする。ただ衝撃的な演出を避けて淡々と事象を追って話が進んで行く感じは嫌いではないかな。

2024/12/20

2025/01/16

75点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


展開にも演技にも引き込まれる

ある女子高生がサイトで知り合った男女と一緒に自殺して、離婚して娘を育てる母親は悲嘆に暮れるけど、警察が詳しい動機などを調べていくと、その母親が娘を”いい子“に育てる為に、様々なプレッシャーを与え続けていたことが明らかになる、というお話しで、事件の真相に徐々に近付いていくミステリー調の展開も、出演者たちの演技にも引き込まれて、特に母親役のチャン・ソヒは、一件普通の教育ママのように見えながら、その内面の異様さが明らかになっていく感じを表現していて見事でしたね。

2024/12/29

2024/12/29

49点

テレビ/有料放送/WOWOW 


愛する親

愛される親

2024/11/24

2024/12/09

65点

選択しない 


逃げ場のなさ

ネタバレ

 日本でも毒親という言葉は定着してしまったようだけど、韓国でも事情は似たようなものらしい。虐待などといった暴力をともなうDVなどとはまたちょっと違う。ここで描かれる母親像はかつては過保護とか過干渉といった言葉で表現されていたものと同じだ。
それが社会問題化、世間の耳目を引くためにも新しい用語が必要とされたのかもしれない。非常に刺激的でありまた嫌悪感を催させる言葉だ。
 その言葉のイメージどおり本作の母親の過剰な干渉ぶりはわかりやすすぎるほどの演出で描かれる。娘の自殺を他人のせいになすりつけようと必死に抗弁するあたりにこの母親の重症度が見て取れる。
 こうした親を持った場合行き場のない子どもは自死を選択するしかないのが常。本作のユリも結局そういうことになってしまうのだけど、彼女には別居中のフツーの父親が居るのだから何も死なずとも父の元に逃げれば良かっただけだと思う。敢えて死を選択したのは母への復讐心からだったかもしれない。そんな意味のことをユリは匂わせていたように思う。自分の罪に気づかない母親の偽善者ぶりを滑稽なぐらい強調してみせていたけど、他にも担任教師や友人イェナらの毒親をも登場させテーマを分厚くみせていた。