エッフェル塔 創造者の愛

えっふぇるとうそうぞうしゃのあい|EIFFEL|EIFFEL

エッフェル塔 創造者の愛

レビューの数

11

平均評点

67.1(28人)

観たひと

46

観たいひと

11

(C) 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / ヒューマン
製作国 フランス=ドイツ=ベルギー
製作年 2021
公開年月日 2023/3/3
上映時間 108分
製作会社 VVZ Production=Pathe Films=SCOPE Pictures=Constantin Film=M6 Films
配給 キノフィルムズ(提供:木下グループ)
レイティング R-15
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

パリのエッフェル塔誕生の裏に秘められた情熱と愛の物語。アメリカの自由の女神像制作に協力して名声を得た建築家のギュスターヴ・エッフェルは、1889年に開催されるパリ万博のシンボルモニュメント制作コンクールへの参加を大臣から要請されるが……。出演は「キャメラを止めるな!」のロマン・デュリス、「ナイル殺人事件」のエマ・マッキー。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカの“自由の女神像”の制作に協力したことで大いなる名声を獲得したギュスターヴ・エッフェル(ロマン・デュリス)。世間では3年後の1889年に開催される“パリ万国博覧会”の話題でもちきりだった。そのシンボルモニュメント制作のコンクールには関心のなかったエッフェルだが、パーティーの席で大臣から強く参加を要請される。さらに、久しぶりに再会した友人で記者のアントワーヌ・ド・レスタック(ピエール・ドゥラドンシャン)の妻・アドリエンヌ(エマ・マッキー)から“ぜひ見てみたい。野心作を”と言われたエッフェルは突然、“ブルジョワも労働者も皆が楽しめるように、パリの真ん中に300mの塔をすべて金属で造る”と宣言。実は初対面を装ったアドリエンヌは、エッフェルにとって忘れられない女性だったのだ……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023年3月下旬映画業界決算特別号

REVIEW 日本映画&外国映画:「エッフェル塔~創造者の愛~」

2023年3月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「エッフェル塔~創造者の愛~」

2023/05/01

2023/05/03

75点

映画館/兵庫県/塚口サンサン劇場 
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美女の出て来る映画は素晴らしい‼️

万博のモニュメントに当選しても資金面は自己の才覚なんだ!厳しい現実だ。それ故価値もひとしおだ。

2023/03/04

2023/04/27

70点

映画館/北海道/ディノスシネマズ札幌劇場 
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エッフェル塔建造の苦労をもっと観たかった。

1889年に完成したエッフェル塔を造り上げたギュスターヴ・エッフェルを主人公にしたお話しで、自由の女神の内部の鉄骨を造って評価されたエッフェルが、パリ万国博覧会のためのモニュメントのコンペに出品して採用されるけど、いよいよ建造が始まると地域住民からの反対運動や雇った職人たちのストライキなど様々な困難に見舞われる中で、ある事情で昔別れた恋人と再会するけど、彼女は建造に尽力してくれた新聞社の親友の妻になっていた、という内容にしたのは、エッフェル自身が子供を五人持ちながらも45歳で奥さんを亡くしている、という事実から創作したエピソードを盛り込んだ、ということだと思いましたけど、もっといろいろあっとと思われるエッフェル塔建造の苦労を描いても面白かったのではないか、と思ってしまいましたね。それにしても年を取って会社を引退した後に、エッフェル塔の中に住んでいた、というのは面白いですね。

2022/12/01

2023/04/10

60点

その他/みなとみらいホール 
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エッフェル塔誕生秘話“風”

冒頭「実話に基づき自由に創作した話」と出るので、かなりの部分が創作と思われる。実際にエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェル(ロマン・デュリス)が主人公ではあるが、元カノ(エマ・マッキー)との恋愛の部分は創作だろう。エッフェルは信念の人であり、凄い設計師であることはわかるが、元カノとよりが戻るところばかり描かれているのがイマイチ。さらに、エッフェルは、妻が死んだとは言え4人の子持ちであり、彼女との恋愛が終わった後にの結婚に至るところが全くスルーされているのに違和感を感じた。【「フランス映画祭2022 横浜」のオープニング・イベントで上映(監督とロマン・デュリスなどフランス映画人が大挙して来日)】

2023/03/07

2023/03/11

68点

映画館/宮城県/チネ・ラヴィータ 
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アドリエンヌの犠牲でエッフェル塔が建ったのか

 フランス映画。エッフェル塔建設をめぐるギュスターヴ・エッフェルの苦悩とかつての恋人アドリエンヌとの愛と別れのお話。アメリカで自由の女神の基礎を築いたことで名声を得たエッフェルはパリの地下鉄建設を夢見ていた。友人の記者アントワーヌの紹介でパーティで大臣に進言するが、政治家たちは3年後のパリ万博のシンボルモニュメントの話題でその他は入るスキがなかった。またアントワーヌの妻として紹介されたのがかつてボルドーで鉄橋建築中に愛し合い結婚の約束までしたアドリエンヌだった。そんなこんなで大臣たちの前でパリの真ん中に300メートルの鉄塔を立てると豪語するのだった。そしてコンテストで優勝し塔の建設に着手する。資金繰りが苦しく、作業員は賃上げ要求のストライキを起こし、近隣住民からは苦情が絶えず、頼みのマスコミもアントワーヌがエッフェルとアドリエンヌの中を疑い好意的な記事は一切なくなってしまう。それでもエッフェルは展望台が出来たら賃金を二倍にするといって作業員を鼓舞し、四つの足をつなぎ第一展望台が完成する。アドリエンヌとエッフェルは逢瀬を重ね愛を確かめ合うがそのことをアントワーヌに告げようとするが、アントワーヌからエッフェルに必要なのは資金と評判だと言われ、醜聞を避けるためアントワーヌとは別れない決心をするアドリエンヌだった。エッフェルもアントワーヌから塔をとるかアドリエンヌを取るか決めろと言われ、アドリエンヌからは私がアントワーヌを選んだと言われ、塔の建設に没頭するのだった。そして見事に300メートルの塔が完成するのだった。
 まあ伝記映画ではないので、ギュスターヴとアドリエンヌの愛の物語を描きたかったのかな。でも今と違って機械も資材も限られた中でどうやってエッフェル塔を建設したのかの詳細をもっと知りたかった。特に第一展望台から上の建設はどうなっていたのだろう。また資金繰りが苦しかったけど第一展望台完成によってどう好転していったのだろう。愛を諦めて塔を建設したということでそのあたりがかなりうやむやになっていたのはとても残念だった。普仏戦争に負け帝政が終焉しブルジョアによる第三共和政が始まったころのフランスなので、身分違いの結婚はまだまだ困難だったのでしょう。だからこそ労働者階級出身のエッフェルが労働者のためといううたい文句を言い続けたのもわかる気がしました。また万博終了後も解体が困難になるようボルトではなくリベットで固定するよう指示していましたが、そのことで解体費用がかさむからなのか、あるいはパリのシンボルとしての役割を認められたからなのか、エッフェル塔は解体の危機を免れ、いまだにパリの中心部に鎮座していますね。そして一番悲劇的な状況を味わったのはブルジョワに生まれ労働者階級の男性に恋をしたアドリエンヌで、彼女の人生でエッフェルとの愛は至高だったかもしれないけどそのためかなりつらい思いを味わい続けたんじゃないのかなあ。そんなアドリエンヌの犠牲でエッフェル塔が建ったのかなあ。ところでエッフェルの弟子が設計した200メートルの塔はまるでかっこ悪いもので風雨に耐えられそうもないものだったけど、エッフェルの設計思想は弟子には伝わっていなかったのかなあ。

2023/03/11

2023/03/11

60点

映画館/愛知県/伏見ミリオン座 
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エッフェル塔建設に絡めた叶わぬ愛

ハリウッド映画ならもっと激しく、建設シーンもVFXをもっと駆使したところだろうが、フランス映画ということもあってこじんまりとした感じ。エッフェル塔の建設と共に描かれる当時の格差社会を背景にしたあたりが良い。

2023/03/04

2023/03/08

60点

映画館/大阪府/シネ・リーブル梅田 
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中島みゆきは聴こえてこない

わがフランスは,いくら移民に国土を蹂躙されようともロマンスの国家!プロジェクトXにも恋愛模様は必須なのじゃ!!と製作陣が張り切ったかどうかは不詳ですが,そういう作品であった事は事実でございます.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.

エッフェルが人物名であること,その氏が自由の女神の建造に深く関わっていた事を本作で知りました.いやぁ無学って怖いですね.

で,本作.もしハリウッド作品でしたら,立案,モデル化,300mの現実性,資金調達,第一展望台完成当たりで死傷者,建設反対派の政治家は完成したら自分の手柄のように誇るとかを高硬度で再現ドラマ化したことでしょう.もちろん主演はマット・デイモンさん.でも本作はフランス映画.ロマンスが尺の半分を占めます.エッフェル塔建造に匹敵するような修羅場が用意されているわけでもないので,虻蜂取らず感が否めません.何度もフラッシュバックが挿入されるのですが,これが時系列に混乱をもたらせます.唯一の判断材料がエッフェルの顔というのが,イヤハヤ南友(昔そういうちょっとエッチな漫画があったのですよ.永井豪先生の作品でね).

なお,その昔,かれんさんに「ほらほら,私のエッフェル塔ぉぉぉ」ってセクハラかました事だけは報告いたします.き○た○思いっきり握られて悶絶しましたけどね.