バグマティ リバー

ばぐまてぃりばー|----|BAGMATI RIVER

バグマティ リバー

レビューの数

1

平均評点

77.3(4人)

観たひと

5

観たいひと

4

(C) MOON CINEMA PROJECT

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2022
公開年月日 2022/8/27
上映時間 29分
製作会社 MOON CINEMA PROJECT=井上・月丘財団(制作:Libertas=vivito)
配給
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督松本優作 
脚本松本優作 
岸建太朗 
プロデューサー藤井宏二 
撮影岸建太朗 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演阿部純子 吉田那月
小橋賢児 
Man Bahadur Gurung シェルパ

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ぜんぶ、ボクのせい」の松本優作監督による日本・ネパール合作短編映画。那月のもとにエベレストが描かれた差出人不明の絵葉書が届く。2年前にエベレストで行方不明になった登山家の兄ではないかと思った那月は、兄を探しに東京からネパールへやって来る。出演は、「はい、泳げません」の阿部純子、「Noise」の小橋賢児。阿部純子が第17回大阪アジアン映画祭芳泉短編賞スペシャル・メンション受賞。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

吉田那月(阿部純子)のもとに、エベレストの風景が描かれた差出人不明の絵葉書が届く。差出人が2年前にエベレストで行方不明になった兄(小橋賢児)ではないかと思った那月は、兄を探しに東京からネパールへやって来る。名の知れた登山家だった兄と10年間会っていなかった那月は、兄のことを何も知らないことに気づく。那月は兄に思いを募らせながらエベレストに向かうが、登山中に倒れてしまう。そんな那月を助けたのは、兄をサポートしていたシェルパ(マン・バハドゥール・グルン)だった。シェルパは那月を、ある場所に連れて行く。そこにはガンジス川に合流する河川バグマティリバーがあり、川岸にはネパール最大のヒンドゥー教寺院パシュパティナート(火葬場)が建っていた。那月は、聖なるバクマティリバーで燃えていく死者の姿を見るのだった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2022年9月上旬特別号

UPCOMING 新作紹介:「バグマティ リバー」

2022/08/28

2022/08/29

75点

映画館/東京都/K’S CINEMA 
字幕


ドキュメンタリー的な作品

ネタバレ

登山家の栗城さんを描いたヒューマンドラマ。
29分の短編ながら、全編変ネパールロケでお金がかかっている。
グリーンバックの撮影が多い中、海外ロケはやはり迫力が違います。

主演は阿部純子さん。
エベレストで遭難した兄を捜しに行くというストーリー。
登山は素人でしょうから、兄のためとはいえ、苦しいながらに登山する姿にリアリティーを感じました。

監督は現在公開中の『ぜんぶ、ボクのせい』の監督。
ぜんぶ、ボクのせいは辛口評をしたのですが、本作は兄への想いが伝わってくる内容で良かったです。

さて、この日はトークショー付き。
監督、撮影監督の岸建太郎さん、栗城さんの友人の外所一石さんが登壇。
一石さんが災害支援のプロジェクトがあり、ネパールで栗城さんと支援したとのこと。
監督の『ノイズ』という作品の上映会に栗城さんが来ていただいたとのこと。
そこで意気投合したのが、本作の始まりとのこと。
小橋賢治さんと栗城さんはすでに知り合っていたそうです。
栗城さんの最後のエベレスト挑戦の前に集まったのが最後だったそうです。
登山のドキュメンタリーを撮影した時に栗城さんが亡くなる一週間前に監督が体調が悪くなり、ドクターヘリで運ばれ、帰国した時に訃報を聞いたそうです。
栗木さんが亡くなったことでドキュメンタリーができなくなったとのこと。
それをなんとかしたいと思い、ムーンシネマプロジェクトに応募し、グランプリで500万円を獲得して本作を作ったとのこと。
阿部純子さんの撮影シーンは、たまたま1年後の命日になったそうです。
実際に登った道を阿部純子さんが歩いたそうで、小橋賢治さんや阿部純子さんにお話して演技をしてもらったそうです。
マンさんに出演していただいたのも感慨深く、家族というのは嘘がないと思うとのこと。
ドキュメンタリーを撮っているようだったとありました。