葉真中顕さんの原作は2016年に読んでいたのですが、作者が「映画化は難しいのでは」と思っていたそうですが、映画もいい作品でした。介護福祉職員の斯波(松山ケンイチ)が、介護疲れの家族を見かねて、安楽死(法律では殺人)を犯す。
犯人としては、早期に判明するがこの事件の担当判事大友(長澤まさみ)とのバトルが映画の見どころである。
42人目は実の父への安楽死であったが、これが最初の殺人でこれが引き金となり事件を起こすきっかけとなる。
大友も裁判では、正論をうつが拘置された斯波との面談では、自分の過去を吐露するやはり弱い人間であった。
家族が見守る裁判でやはり「父を返せ」と叫ぶ家族が居たことも事実であり、やはり現在の国の法律では死刑でしょう。
自分がこの一人の家族だったらどうだろうと考えさせられる。
最近社会的に答えの見出せないようなテーマの映画が多い。
超高齢化社会の安楽死問題・・PLAN75(2022)
障害者施設問題・・月(2023)
など、国もまじめに本気で取り組め!