ある男

あるおとこ|----|----

ある男

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レビューの数

159

平均評点

77.3(891人)

観たひと

1214

観たいひと

73

(C)2022「ある男」製作委員会

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー / ドラマ
製作国 日本
製作年 2022
公開年月日 2022/11/18
上映時間 121分
製作会社 「ある男」製作委員会(松竹=木下グループ=GYAO=文藝春秋=イオンエンターテイメント=コルク=松竹ブロードキャスティング)(企画:松竹/制作プロダクション:松竹撮影所)
配給 松竹
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督石川慶 
脚本向井康介 
原作平野啓一郎
(「ある男」)
エグゼクティブプロデューサー吉田繁暁 
企画協力浅田靖浩 
製作高橋敏弘 
木下直哉 
田中祐介 
中部嘉人 
佐渡島庸平 
井田寛 
プロデューサー田渕みのり 
秋田周平 
プロデューサー補鴨井雄一 
撮影近藤龍人 
美術我妻弘之 
装飾森公美 
音楽Cicada 
音楽プロデューサー高石真美 
録音小川武 
音響効果中村佳央 
照明宗賢次郎 
編集石川慶 
スタイリスト高橋さやか 
ヘアメイク酒井夢月 
ラインプロデューサー高根澤淳 
製作担当前場恭平 
プロダクションマネージャー山田彰久 
助監督中里洋一 
スクリプター藤島理恵 
VFXスーパーバイザー赤羽智史 
特殊メイク中田彰輝 
宣伝プロデューサー湯浅正美 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演妻夫木聡 城戸章良
安藤サクラ 谷口里枝
窪田正孝 谷口大祐/X(ある男)
清野菜名 後藤美涼
眞島秀和 谷口恭一
小籔千豊 中北
坂元愛登 悠人
山口美也子 武本初江
きたろう 伊東
カトウシンスケ 柳沢
河合優実 
でんでん 小菅
仲野太賀 谷口大祐(本物)
真木よう子 城戸香織
柄本明 小見浦憲男

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

第70回読売文学賞を受賞した芥川賞作家・平野啓一郎の同名小説を「蜜蜂と遠雷」の石川慶が映画化。弁護士の城戸章良は、谷口里枝から亡き夫・大祐の身元調査という奇妙な依頼を受ける。不慮の事故で命を落とした大祐が、実は別人だったというのだ……。出演は「唐人街探偵 東京MISSION」の妻夫木聡、「万引き家族」の安藤サクラ、「劇場版ラジエーションハウス」の窪田正孝。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

弁護士の城戸章良(妻夫木聡)は、かつての依頼者である谷口里枝(安藤サクラ)から奇妙な相談を受ける。亡くなった夫・大祐(窪田正孝)の身元調査を頼みたいと言うのだ。里枝は離婚を経験後、子どもを連れて故郷に戻り、やがて出会った大祐と再婚。新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築くが、ある日突然、大祐が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、大祐の法要の日、長年疎遠だった大祐の兄・恭一(眞島秀和)が現れる。ところが、恭一は遺影を見て“これ、大祐じゃないです”と言い放ったのだ。愛したはずの夫・大祐が、まったくの別人だった……。“ある男”の正体を追う中で、様々な人物と出会い、衝撃の真実に近づいていく城戸。いつしか彼自身の中にも、他人として生きた男への複雑な思いが生まれていく……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

日本映画ベスト・テン:

読者選出日本映画ベスト・テン:

2022年12月上旬特別号

REVIEW 日本映画&外国映画:「ある男」

2022年11月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「ある男」

2022年10月下旬号

巻頭特集 「ある男」:鼎談 妻夫木聡×安藤サクラ×窪田正孝

巻頭特集 「ある男」:対談 平野啓一郎[原作]×石川慶[監督]

巻頭特集 「ある男」:作品評

2025/10/23

2025/10/24

-点

選択しない 


出だしが冗漫過ぎて早送り。後半から俄然、面白くなった。変えたい人生。それは本人には関係のない血筋とか家柄、出自ってこと。そりゃ変えたくなるわな。

2025/09/15

2025/09/16

79点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 


再婚して一緒になった夫は、、、誰だった?

その土地に働きに来ていた男と再婚、幸せな生活を送るが事故で夫が亡くなってしまう。それをきっかけに、夫は別の名前を名乗っていたようで、じゃあこの人誰?というミステリー
人生で背負うもの、投げたいもの、複雑な気持ちのお話。ラストが、個人的には消化不良。

2025/09/13

2025/09/14

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/購入/テレビ 


主人公だけでなくそれ以外の登場人物の表現力の凄さで作品がパワーアップしてる

ラストシーンは少しは想像していたがそれ以上のことだったので…そしてあの絵画…呆然としてしまった。
ここは原作を読みたくなるやん。私の考察はどうだろう。
とにかく窪田正孝くん、妻夫木くん、でんでん…皆さんの演技が素晴らしくて。ただ仲野太賀くんもっと出てほしかった!お話は静かに進んでいくのに眠くはならなかった。ずしーんとくる。そこを小籔が時折新喜劇の匂いは消して場をゆるめに入ってくる。
あなたお父さんに顔よく似てるね。性格までお母さんそっくりね。など。小さい頃は特に皆言われがちだし言いがち。
親から生まれたことはどうしようも変えようがない事実。これをありがたいと思えるのはありがたいことだと改めて思わされ。で、そこから先の人生はその事実に振り回されず、これから自分で真実を作り上げたい、知る人それぞれが感じるもので。
という中途半端な感想を残しておこう。

2024/01/03

2025/05/02

76点

VOD/U-NEXT/レンタル/タブレット 

演技の凄さで乗り切った感
戸籍の交換をトリックにあれこれしてたミステリーではなく、殺人犯の息子が世間をもがき生き抜いたドラマだった
あんま喋らん怪しい役が窪田正孝似合いすぎ
オープニングに繋げる終わり方は良かった

2025/04/05

2025/04/06

80点

VOD 


どうしても消えないもの

妻夫木聡が、素性の知れない男の身元調査をする弁護士を演じたミステリー映画。原作は平野啓一郎の同名小説。

最後の最後でドッカーンと大きな謎が放り込まれるけれど、その直前の描写を考えると、こういうことなのかな? という予想はつく。それまでの展開を全て無に帰すような意外性のある作りが面白かった。それを抜きにしても、ミステリー映画としての巧みさは一級品。「こうでもしないと生まれ変われない人はいるんです」と主人公が言う通り、何回上塗りしてもどうしても消えない過去や出自はあるんである。(僕の予想が合っているのならば、だが)そのことをよく分かっている本人がもっと薄っぺらな生まれ変わりを望んだ、というパラドックスが面白い。

演じている役者が皆演技が上手く、物語の難易度もちょうどいいので惹き込まれた。あえて言うのならば、安藤サクラの演じた役が未亡人である必要はあったのか、ということか。良作。

2025/02/27

2025/02/28

75点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


引き込まれたがぐいぐい感まではなかった

引き込まれたが、引き込まれ方が今一つだった。
おそらく物語にどこか既視感があって、こんな物語ってあるんだという意味で物語にぐいぐい引き込まれていくような感じまではなかった。
蛇足ながら、物語の内容に関する感想を一言。誰しも人は皆生まれながらのしがらみを持って生まれてくる。若いころにはそのしがらみがいろいろな意味で重荷となっているが、それを乗り越えて大人になる人が大部分なのだと思う。この物語は、そのしがらみを乗り越えられずに自分の過去を消して新しい過去の下で生きていくことにした男の過去を、乗り越えたと思っていた男が探し出していくことが語られる。また、同時に、乗り越えたと思っていた男にとってもその過程は自分の過去のしがらみの重さを思い出させるものになっていったということも語られる。この流れの中でラストシーンを観た。