2022年度のキネ旬6位、沢田研二主演男優賞の話題作であるが、そこまでの評価か?と思う作品でした。
9歳から禅寺で修行した作家の水上勉さんの作品「土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月」を元にした映画である。
この本は、私も何のきっかけか蔵書しており、読み返しながらDVDを見た。
肉類を絶った、いわゆる精進料理の12ヶ月である。水上さん自身が寺の典座(食事)担当であったので、それを思い出しながら書いたようである。文化出版局のミセス誌の編集者に進められ、軽井沢の別荘で一年間、料理を作りながら作家活動をしたようである。
映画は流石に現在の軽井沢では無理だったのでしょう。同じ長野の白馬村での撮影だった。
私の評価が低いのは、
1、沢田研二さん、お腹が出過ぎ。もう少し事前に減量してほしかった。精進料理ですので、肉類が無く太らないでしょう。
2、庵の中。水道は引かれていたが、あくまで竈で料理、執筆は行灯の演出。竈の横にはガスコンロも見えました。書斎には電気スタンドもありましたよ。なぜ使わないのかな?きっと写らなかったが冷蔵庫もあったのでしょう。
厳しい視方ですみません。