この主人公はどうにかならなかったのか(笑)
ネタバレ
命を持った人形が起こす惨劇を描いたホラー作品。
本作で一番インパクトがあるのは、殺しではなく主人公だろう。
ストーリーは主人公が子供の頃に継母を亡くして10年後から始まります。
主人公は高校を間もなく卒業という年齢なのですが、出てきたのはどう見ても38か48才のおっさん。
映画が終わった後に女性2人が、「どう見ても38才でお父さんの友達かと思った」と、笑いながらいう声が聞こえてきました。
まさに、その通りで、あの違和感は思い出しただけで笑えてしまいます。
ついでに言うと、彼女も高校生には見えない30才くらいの女性。
あとは人形の殺人劇。
途中で主人公たちに遭遇する、殺人鬼姉妹が大した活躍をしないのが残念。
13金やシャイニングなどのオマージュもありましたが、ホラーパロディというには物足りない。
ホラーより主人公のインパクトが全て持っていった作品でした。
それにしても、主人公の母がいう「ホラーを観るのが我が家の伝統」という台詞。
家庭でビデオ鑑賞なんて80年代からの話だと思うので、大した伝統じゃないと思います。