ラストは凄かった。
(完全ネタバレ)
まさか、キャシー(キャリー・マリガン)が、復讐を果たしに行ったのに逆に殺されるとは。
でも、殺されることで、逆に相手の罪を暴く展開が、凄かった。後味も良くはないが、命を掛けて暴いていく、ということなんだろう。
また、暴力描写が、語りだけで、ラストまでほとんどなく、ラストでキャシーが殺される場面の暴力性が、それがゆえに強調されるとのこと。
飲んでいたとはいえ、レイプされ、自殺したのに不問にされた友達のことを、泣き寝入りしない、ということなんだが。最初は、何故キャシーが、医学部から撤退しているのかが分からなかったが、段々その事実を知っていくうちに、観ているこちらは辛くなってくる。そして、信頼関係が出来たライアン(ボー・バーナム)までもが、その場に居て、加担していたとは。キャシーの心中を考えると辛くて仕方なかった。
エメラルド・フェネルが、初監督作品、というのもなかなかと思う。