応天門の変

おうてんもんのへん|----|----

応天門の変

レビューの数

2

平均評点

49.4(5人)

観たひと

5

観たいひと

2

(C)KAERUCAFE

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / コメディ / ドラマ
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2021/1/9
上映時間 69分
製作会社 (制作:カエルカフェ)
配給 カエルカフェ
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督秋原北胤 
脚本落合雪江 
制作咲良 
美術監督川島正治 
美術補川島昭宏 
亀山康弘 
小川徹哉 
音楽木村達司 
衣装佐藤里佳子 
若木宏一 
石松昭代 
美粧宮田裕香子 
技術統括落合雪江 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

平安時代末期の絵巻物『伴大納言絵巻』を題材にしたコミカル時代劇。9世紀。皇室の左大臣・源信は、おしゃべりな人気者。だが、清和天皇に寵愛され大納言まで上り詰めた伴善男が、お家復興のため左大臣の座を狙っていた。そんなある日、応天門に火の手が上がる。出演は、お笑いタレントとしても活躍する柳沢慎吾、狂言師の和泉元彌。監督は「河童2」の秋原北胤。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

9世紀。平安京への遷都も落ち着き、京の町に活気が帯びてきた頃。藤原家の政治支配が進むなか、おしゃべりな人気者・源信(柳沢慎吾)は会議の度に面白い発言をして“アカルイ左大臣”として異彩を放っていた。一方、庶民派の伴善男(和泉元彌)も宮中では人気者。その大げさなリアクションや皇室への手厚いケアが人気を博し、清和天皇にも寵愛され大納言まで上り詰めた。だが、そんな2人には背負うものがあった。皇室の出世頭である源信は、藤原家の皇室への介入を一部の貴族たちに攻め立てられ藤原氏排斥を期待され、豪族大伴家の末裔である伴善男は。一緒に没落した紀家の人たちも相まってお家復興を期待されるのだった。そんなある日、宮城の応天門に火の手が上がる……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2021/01/22

2021/01/29

45点

映画館/神奈川県/シネマジャック/ベティ 


絵巻物の世界とは思えない粗さ

こうした試みを否定するわけではないが、期待した絵巻物の世界には程遠かった。予算的にも制約があったからと想像するが、平安の絵巻物の世界に枯山水の庭はないだろう。柳沢慎吾や和泉元彌は健闘しているが、女優陣の演出がなんとも軽く、映研のよう。歴史考証が不十分でも演技で見せても良かったが、中途半端に終わっている。

2021/01/11

2021/01/11

50点

映画館/神奈川県/シネマジャック/ベティ 


柳沢慎吾さんの映画

ネタバレ

平安時代を舞台にした、伴大納言絵巻を題材にした時代劇ミステリーコメディ。
いかにもレンタルですというような着物はいいのですが、コメディの割り全く笑えないのが残念な作品でした。

この応天門の変には絵巻があり、そこに謎の人物が描かれているというもの。
この人物は誰なのかというミステリーを軸に、左大臣と大納言の権力争いを描いたストーリー。

主演は柳沢慎吾さんで、この時点でコメディが確定。
また、演技よりも素の柳沢慎吾さんを期待したものと思われ、これには十分にこたえていると思います。
特に結末の大納言に向けていう「あばよ」は期待通りの台詞でした。

宿敵となる大納言を演じるのは狂言師の和泉元彌さん。
これがコメディなので本気で演技しているとは思えないのですが、完全に演技が浮いちゃっている。
劇中におまるに手を入れるシーンがあるのですが、文字通りの臭い演技でした。

ミステリーという点では、権力争いの果てに応天門に火をつける。
この犯人は左大臣なのか、大納言なのか。
2人共犯人ではなく、犯人をほのめかした終わり方となっている。
そんなところはいいのですが、ストーリー構成がほとんど左大臣と大納言のやり取りのため、動機がなぜ?という新たなミステリーが生まれただけでした。

小規模作品のためあまりケチをつけたくないのですが、1,800円払って観る作品ではなかったです。

さて、この日は舞台挨拶付き。
監督と咲良さん、元経役と民衆役の若手2名が登壇。
咲良さんからカツラが馴染まなくて大変だったとありました。
スタッフも担当したので、役との切り替えが大変ともありました。
柳沢慎吾さんは休憩中も話して騒がしかったとありました。
元経からはちょうど1年前の撮影で、裸足で寒かったとありました。
また、着物を踏んで破いてしまったともありました。
民衆の方はミックスチャンネルというアプリで勝ち上がって採用され、演技経験もなくアドリブがつらかったとありました。
アフレコで消したけど、「ヤバイ」といってしまったともありました。
最後に監督から公開中にも関わらず、劇場限定で本作のDVD販売の宣伝もありました。
利益は劇場上映よりあるそうですが、利益の一部を劇場にも分けるとありました。