一生で一番長い九分

いっしょうでいちばんながいきゅうふん|----|----

一生で一番長い九分

レビューの数

2

平均評点

68.2(6人)

観たひと

7

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ / スリラー
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2020/11/28
上映時間 19分
製作会社 (協力:NY企画=ドリーヴス)
配給 菱沼康介
レイティング
カラー カラー
アスペクト比 16:9
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督菱沼康介 
脚本菱沼康介 
撮影小島悠介 
美術熊澤怜奈 
音楽usualname 
録音古茂田耕吉 
VFX磯金秀樹 
助手今尾偲 
福井崇志 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ライフ・イズ・デッド」などの映画のみならずTVや舞台作品も手がける菱沼康介監督が、実際の事件から着想を得て制作した短編スリラーコメディ。痴漢に遭い乗り物恐怖症になった潔癖症の新米OLフツレは、ある日公園で陣痛が来た妊婦から助けを求められ……。出演は「40万分の1」の米山穂香ほか。武蔵野発の映像プロジェクト2018ムービンピック第2回短編映画制作競技銅賞受賞。特集『菱沼康介特集上映[四角い卵]』にて劇場上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

潔癖症の新米OLのフツレ(米山穂香)は、痴漢に遭ったことから乗り物恐怖症になってしまう。ある日、フツレは公園で陣痛が来た妊婦(温)から助けを求められ……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020年12月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「一生で一番長い九分」

2022/10/22

2022/10/29

70点

映画館/大阪府/シアターセブン 

<『かく恋慕』祝30冠凱旋上映イベント されど菱沼康介作品集とする>の上映作品。

併映は、「されど吉祥とする」「超能力がほしい」「かく恋慕」。

ミニシアター・エイド基金の配信で見ているので、今回は2度目の鑑賞であるが、こちらもやはり面白い。上映後のトークの際に監督がタイトルの意味、分かりましたかと会場に問いかけたが、正解はタイトルの数字を並べると119になるということ。聞いて初めて分かりました。

また、上映後には菱沼康介監督の他、リモートで手島実優さん(「かく恋慕」)、温さん(「一生で一番長い九分」)による舞台挨拶がありました。

監督は、「かく恋慕」でテーマとなっている匂いについて、以前、ゾンビ映画を撮ったときに、匂いについて考え、「殺しの烙印」での炊きたてのご飯に対抗して焼きたてのパンを描こうと決めたが、匂いの対象を絵にするより、嗅いでいる人を映した方が良いと気づいたとのこと。

なお、「かく恋慕」の大阪での上映はこれで4回目、帰り道に街の匂いに気づいてもらえたらとのことでした。

「一生で一番長い九分」の中で電車で出産した話が出るが、日本ではネット上でバッシングを受け、同様なことのあったフランスでは賞賛された違いも、同作の発想の元にあるとのこと(監督)。

「かく恋慕」は、撮影が2018年、手島さんは妹役でオーディションを受けたが、この役に決まった、難しいことも多かった、匂いから記憶が引っ張ってくる感覚は経験ありとのこと(手島さん)。

その他、匂いのこと、撮影時の苦労話などいろいろな話題が飛び出しました。

2021/03/02

2021/03/03

70点

VOD 


充実の19分。

ネタバレ

電車で痴漢にあって以来、乗り物恐怖症と男性恐怖症が併発してしまった主人公。おまけに剥き出しで売られたパンを食べるのにも勇気がいるほどの潔癖症。そんな彼女が公園で妊婦に助けを求められる。外で出産してネットでディスられた妊婦がいたのでスマホで救急車に連絡してというお願い。陣痛の痛みを止めるためにテニスボールはないかと聞かれたりするうちに破水が始まり…

陽の当たる公園でなんともはや壮絶な状態に突入。その困難を乗り越えた先に感動の結末が。ところで主人公の名前は未来と書いてフツレと読むのは、未来=FUTUREだからなんだとか。いろいろ詰め込まれて充実の19分。