中国建国70年記念に、その70年間あった7つの歴史的出来事を基にしたオムニバス作品。
はっきりいえば中国万歳の共産党の宣伝映画です。
それを抜きにしてもファイブスターとはいえない内容でした。
155分の作品のため、1本あたり20分強。
これでドラマを作るのだから、内容が薄くならざるを得ない。
それに面白そうな内容であっても、どうぞ感動してくださいと言われたら、素直に感動できません。
出来はダメダメですが、面白いテーマは1本目の建国記念式典の国旗掲揚の裏話。
これが中国人の団結力ではなく、普通に国旗掲揚に携わる苦労話だったらよかったと思います。
他にも香港返還のエピソードなど興味を惹くものもあったのですが、いかんせん時間が短すぎて出来事の紹介で終わった印象です。
こんな中国のイメージビデオみたいな作品を、誰が思いつくのだろうか。
愛しの母国とはよくつけたタイトルだと思います。
変なところに感心する作品でした。