<奇想天外映画祭 アンダーグラウンドコレクション1&2>の上映作品。
ヒッピー娘が親戚を訪ねて泊まり込んだホテルには倒錯した殺人鬼が…
プロットは「サイコ」そのもののようでいながら、街中にあるでかいホテルということもあって作品の雰囲気は異なる。そして何よりサイコキラーの変態性を表すのが透明ビニール人形。水で膨らませて頭には愛する人の顔写真を貼り付ける。平面の写真を無理に立体物に貼るので顔が異様に歪んでいるところも異常性を際立たせる仕掛け。しかも絶頂にあって自分の血液を注射するなんてわけわからん趣味。
殺人者の正体についても一捻りあるが、全体に異様すぎて最後にはどうでも良くなる変な作品。カルトですね。