< PLAYBACK2020〈村瀬大智特集〉/Bプログラム>の上映作品。
併映は、「彷徨う煙のように」。
疫病によって次々と人が死んでいく社会で、墓守がそれを埋めている。赤い旗の立った数だけ死体が埋まっている。そこに現れた赤いシャツの男、仕事をするでなく、ただふらふらとしながら居付くようになる。もう一人スケッチブックに絵を描く女が現れて共同生活を始める。
コロナ禍の現代を描写したかのような作品。ただし、イメージ以上に深掘りはない。その行き着いた先こそ見たい。
なお、上映後に村瀬大智監督と主演の中山慎吾さんによる舞台挨拶があり、制作は二年前で、東京で昨年の11 月に上映した際にも未来を予見したように言われるが、全くそんなつもりはなかったなどと話されていました。