夢のひととき

ゆめのひととき|Her Highness and the Bell Boy|----

夢のひととき

レビューの数

2

平均評点

63.0(2人)

観たひと

3

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ミュージカル
製作国 アメリカ
製作年 1945
公開年月日 1950/10/24
上映時間 0分
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー作品
配給 セントラル
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ニューヨークを舞台にしたミュージカル・コメディ。監督は「姉妹と水兵」のリチャード・ソープ、製作はジョー・パスターナク、脚本はリチャード・コネル、グラディス・レーマン、撮影は「イースター・パレード」のハリー・ストラドリング、音楽はジョージ・ストールがぞれぞれ担当。主演は「恐ろしき結婚」のヘディ・ラマー、「初めか終りか」のロバート・ウォーカー、「若草物語(1949)」のジューン・アリソン。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ジミー(ロバート・ウォーカー)はニューヨークの大ホテル、エデンのボーイ。彼は気が弱く人の良い親友のアルバート(ラグ・ラグランド)と同じアパートに暮らしていた。上の部屋には昔踊り子で、今は足の怪我がもとで歩けなくなり、人形づくりで生計を立てているジミーの恋人レスリー(ジューン・アリソン)が住んでいた。3人は貧しいが幸福な日々を送っていた。ある日、ジミーはホテルの裏階段でとても美しい娘に会い散歩するが、彼女は実はアメリカ人の恋人に会いにヨーロッパの小国からお忍びでやってきたヴェロニカ姫(ヘディ・ラマー)だったのだ。このことでジミーは、支配人から首になりそうになるが、ヴェロニカが彼をお付きボーイに任命したためことなきを得る。ジミーはすっかり有頂天になりレスリーのことを忘れてしまった。レスリーはジミーの出世のために、身を引こうとまで考えるようになる。一方ジミーは、知り合いの新聞記者パウルにヴェロニカを紹介した。何とヴェロニカが追いかけてきた恋の相手とは、このパウルであった。パウルはヴェロニカの王位継承者という肩書きにため二人が愛し会うのは無理だと語る。ヴェロニカは帰国の決心を固め、ジミーは彼女について行こうと思ったが、レスリーの心からの愛に気付き、ヴェロニカにもそのことを告げた。ヴェロニカは本当の愛の強さというものをジミーから教わり、王位を捨ててパウルの胸に飛び込んでいった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1950年11月下旬号

外國映画批評:夢のひととき

2021/07/15

2021/07/15

55点

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「ローマの休日」の後日譚(笑)

ネタバレ

2021年7月15日に鑑賞。DVDにて。1時間50分28秒。スタンダード・黒白。MGM映画。一部、フランス語。

ヘディ・ラマールとジューン・アリソンは美しいのだが・・・。

「ローマの休日」の後日譚でしょうか(笑)6年前にNYで新聞記者と恋仲になったヴェロニカ王女(ヘディ・ラマール)は、王国に戻り結婚するが夫が暗殺され王女のままで、6年後に新聞記者に会うためにNYにやって来た(笑)

一方、王女が泊まるホテルのベルボーイのジミー・ドブソン(ロバート・ウォーカー)が、恋人レスリー(ジューン・アリソン)がいるのに王女に恋し、自分が王女に恋されて国王になれると夢想する。おいおい、君は「寅さん」ですか。

レスリーはダンサーだったが下半身不随となりベッドに寝た生活になっている。医者は心因性のものと言う。レスリーの幻想ダンス・シーンのミュージカルシーンもある。ジューン・アリソンは2曲歌う(吹き替えかどうかは不明)

ラストの展開に違和感がある。王女が好きなのは6年前に会った新聞記者パウル・マクミランであるはず。王女と伯爵夫人が話すのを聞いたジミーは、王女が自分に恋してると勘違いする。王女とジミーはバー「JAKE's JOINT」へ行く。ここにマクミランが来るので王女は来たはず。ジミーにマクミランを探しに行かせる。喧嘩に巻き込まれた王女がブタ箱に。マクミランに助け出されてホテルに戻ると、王様が急死したので「ヴェロニカ一世」として女王になっている。それを知ったマクミランは去って行く。王女、ジミーに「明日一緒に来て欲しい」これは、あくまで「お付きのベルボーイ」としてでしょう。「王女の結婚相手」としてではないでしょう。自分が王女の結婚相手だと思ったジミーはレスリーに別れをつげる。レスリー「ジミー陛下ね」ジミー「まだ決まってないさ」レスリー「国民に愛される人になるわ」レスリー「私のことは心配しないで。仕事をするわ。踊るわ。今だって歩けるわ。見せるわ」とベッドから立ち上がる。倒れたレスリーを抱くジミー「僕が全快させてやる。心から愛することしかできない。ここに残るよ。僕のお姫様と」

王女に別れを告げに来たジミー、王女へ「行けないんだ。僕らの関係は、僕らの愛は上手くいかないよ。君の心には別の男性がいる。僕には国王は務まらないよ」★ここでジミーの視点が変わってしまっているよ。王女に選ばれたのは自分だと確信していたはず。王女と別れるのはレスリーへの愛に気づいたからでしょ。ジミー去る。

伯爵夫人「ベルボーイ風情が何を言う」→その通りです。伯爵夫人や取り巻きは、王女がジミーを国へ連れ帰るのは、あくまで「お付きのベルボーイ」としてであると思っている。当然だろう。

★王女も「お付きのベルボーイ」として連れ帰ると思っていたはずでしょう!ところが、王女「彼は私を諦めた。国王になれたのに、別のものを」ゾルタン男爵(王女に求婚している)「たかがベルボーイだぞ!」王女「彼は正気だったわ。王女を諦めた。玉座も国王も。それよりいいものを選んだ。本当の愛を知るベルボーイよ」★王女はジミーのレスリーへの愛を知らないはずです。王女「彼に出来るなら。退位します!」おいおい、何ちゅう飛躍だよ。

レストラン「音楽庭園 Melody Garden」 マクミランと踊る王女。テーブルにいたジミーとレスリーも立ち上がって踊る。

2021/05/28

2021/05/28

71点

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本当の愛を知るベルボーイ。

リチャード・ソープ監督による、ベルボーイ・勘違い・ラブコメディ。
🏰👸・・・🏨🐩・・・📻🌭・・・🗞️👑・・・🐸💋・・・🛋️🎁👒・・・🍸🍸🍾
ヨーロッパの小国のヴェロニカ姫(ヘディ・ラマー)は昔の恋人に会うためにニューヨークにやってきたが・・・。

(「プリンセスと魔法のキス」(?)のおとぎ話を絡めたラブロマンス。途中、夢(幽体離脱して)でカエルのジミーを王子に変身させるファンタジーシーンもあった。)
(主人公のジミーは陽気ないい奴なんだけど、途中、浮気心丸出しとなる・・・。が結末はいかに・・・。)