セックスの季節

せっくすのきせつ|----|----

セックスの季節

レビューの数

3

平均評点

43.5(6人)

観たひと

10

観たいひと

1

(C)OP PICTURES

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル エロス / ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019/8/24
上映時間 75分
製作会社 (制作:映像集団マムス)
配給 OP PICTURES
レイティング R-15
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督佐々木浩久 
森永憲彦
(劇中映画『RETURN – a return of pain 』)
佐々木浩久
(劇中映画『絶倫謝肉祭』)
脚本佐々木浩久 
撮影鏡早智 
劇中写真宮沢豪 
録音臼井勝 
編集大永昌弘 
監督助手中田円凛 
助監督島崎真人 
スチール宮沢豪 
編集助手磯野友宏 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演栄川乃亜 ナナ
川菜美鈴 由美
高梨りの 長瀬真知子
長谷川千紗 千草
しじみ 女優S
小坂ほたる 健太 / 香苗
金剛地武志 
小林宏史 
佐々木浩久劇中映画『RETURN – a return of pain 』
しじみ劇中映画『絶倫謝肉祭』
木村知貴劇中映画『絶倫謝肉祭』
もがきがんと劇中映画『絶倫謝肉祭』

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

大蔵映画の成人映画を再編集し、一般劇場で公開する特集企画『OP PICTURES+フェス2019』の一作。「好色男女 セックスの季節」をR15+用に再編集。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

東京でもがく若者を描き切る!女優を目指して上京したナナは、芽が出ず枕営業要員として扱われる日々を過ごしていた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019/09/03

2020/03/30

35点

映画館/東京都/テアトル新宿 


頭でっかちなメタ映画

“OP+フェス”2019年11本目「セックスの季節」は、今フェスで先頃「悦楽クリニック」が上映された佐々木浩久のもう1本の監督作ですが、徹底したドタバタコメディだった「悦楽~」とは対照的に、ラストにゴダール「気狂いピエロ」の名台詞“見えた”“何が?”“永遠が。太陽が溶け込む海が”が出てくるメタ映画です。
この映画は、女優志願という設定のヒロイン栄川乃亜が、同性愛の写真家やら、芸能事務所のマネージャーやら、同じ事務所の所属女優で某TV局プロデューサーをターゲットにした枕営業要員の女やら、腹上死したプロデューサーの死体処理係やら、若手映画監督やらといった人々を渡り歩く映画ですが、余りにも頭でっかちで観念的に過ぎました。
同じようにゴダール「気狂いピエロ」の名台詞を引用したピンク映画として、わたくしたちは池島ゆたか「next」を知っていますが、池島の偉いところはあくまでも全篇をエンタテインメントに徹していたことなのであり、自己満足にしか思えなかった今作の佐々木浩久と比較しては、逆に佐々木が可哀想かも知れません。
佐々木の自己満足ぶりは、上映された夜の舞台挨拶にも表れており、彼自身には大事な思い出なのかも知れないものの、観客の大多数にとってはどうでも良いおっさんの怪談蘊蓄を許してしまうのは如何なものかと思いましたし、そんな蘊蓄に付き合わされた女優さんが可哀想でした。

2019/10/25

2019/10/26

60点

映画館/大阪府/シネ・リーブル梅田 


自主映画的な実験精神も。

ネタバレ

一般商業映画の監督であり、ピンク映画の監督であり、「ケータイ刑事」などTVシリーズのディレクターでもある佐々木浩久監督が、出発点である自主映画時代のスタンスを懐かしんで撮ったかのような作品。

当時の自主映画作家がみんな影響を受けたゴダール作品等も垣間見える。もしかすると若松プロの「裏切りの季節」などの時代、ピンク映画が実験性も社会性も持っていた時代への懐古も含んでいるのかも。ちょっと悪ノリしている節もないではない。

2019/09/03

2019/09/04

60点

映画館/東京都/テアトル新宿 


期待はずれでした

ネタバレ

R15のピンク映画。
今年のフェスは15作品あったのですが、私の観賞の15本目の作品。
タイトルから期待はしておりましたが、私の中では15本の中で一番期待はずれの作品でした。

女優を目指す女が、枕営業であう数奇な運命を描いたストーリー。
ホラーとサスペンステイストの作品ですが、残念ながらストーリーは面白くありません。

栄川乃亜さんが演じるヒロインが無表情な役どころ。
そのためベットシーンも見所がない。

また、変に芸術かぶれの作品になっている。
写真やフィルム映像なんか用いていたのですが、ピンク映画にそんなものを求める人がいるのか。
監督がマスターベーションしてどうする?
普通は監督の撮りたいものが映画になると思いますが、ピンク映画は客の期待に応えてなんぼとこの時ばかりは思いました。

さて、この日はトークショー付き。
監督、栄川乃亜さん、長谷川ちささん、木原ヒロカツさん、しじみさんが登壇。
木原さんは本作では呪われた映画のシーンだけだったのですが、某撮影所で撮影していた映画でラッシュに映り、呪われた映画がかつてあったなんて話がありました。
佐々木監督は映画の完成前に亡くなったスタッフが、テアトル新宿で座って映画を観ていたという話がありました。
席まで紹介があったのですが、私が好きな席のような気がしました。

いつもは華やかな舞台挨拶なんですが、今回は怖い話のトークショーで、映画とイベントと私の今年のフェスの締め括りは残念な終わりでした。
なお、今年のフェス作品はKINENOTEに登録がなかったので登録依頼をしました。
去年のフェスはパーフェクト観賞はできなかったのですが、今年は依頼をした手前、パーフェクト観賞ができて良かったです。