太陽がほしい 劇場版

たいようがほしい|渴望阳光|GIVE ME THE SUN

太陽がほしい 劇場版

レビューの数

3

平均評点

77.1(7人)

観たひと

9

観たいひと

3

(C)2018 Ban Zhongyi

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドキュメンタリー / 戦争
製作国 中国=日本
製作年 2018
公開年月日 2019/8/3
上映時間 108分
製作会社 彩虹プロダクション
配給 「太陽がほしい」を広める会
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット BD
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督班忠義 
撮影班忠義 
音楽WAYKIS 
整音小川武 
編集秦岳志 
宣伝デザイン直井恵 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「チョンおばさんのクニ」を監督、1990年代より中国人被害女性の支援活動を続ける班忠義監督によるドキュメンタリー。監督が20年間撮りためてきた戦時性暴力の実態と中国人被害女性の存在にまつわる証言を、企画に賛同した750人の支援者と共に5年かけ映画化。ナレーションは劇団俳優座の有馬理恵。2018年アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭最優秀外国語ドキュメンタリー賞ほかを受賞。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1992年、日本の戦後補償に関する国際公聴会が東京で開催され、中国人女性・万愛花さんの証言により中国人性暴力被害者の存在が明らかになった。当時日本に留学していた班忠義監督はその証言に衝撃を受け、万愛花さんの元を訪ね、それ以来中国人被害女性の支援活動を続けてきた。強烈な身体的・精神的暴力により多くの被害女性たちは体調や精神に異常をきたしているものの、一切の補償を受けられず、戦後半世紀を過ぎても癒えることのない苦しみが続いている。かつて元兵士たちは、中国人女性を拉致・監禁し性暴力に及んだと公の場で自ら語り、その内容は被害女性の証言と一致。しかし戦争世代が少なくなるにつれ、日本国内では歴史修正主義が台頭し、慰安婦問題は韓国女性を対象とした強制性の有無が議論の中心となっていった。班監督が支援活動と並行して20年間撮りためてきた証言から、戦時性暴力の実態と中国人被害女性の存在に焦点を当てる。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年8月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「太陽がほしい 劇場版」

2019/10/19

2019/10/20

75点

映画館/京都府/京都みなみ会館 


渾身のドキュメンタリー。

ネタバレ

日本軍による性暴力被害の実態を追って中国各地での取材を重ねた渾身のドキュメンタリー。また、被害女性だけでなく元日本兵の証言も集めている。初年兵教育というのは中国人捕虜を銃剣で刺すことから始まったという証言や、一般人女性や子供を殺戮したという証言などがあり、戦時には兵士を殺人マシーンに仕立て上げるのが国家のやることだと分かってくる。

被害女性らは凄まじい暴力のために精神を病み、連鎖的に健康も害した上に、村社会からは、はみ出し者にされたという辺りが実に悲しい。原告敗訴となった裁判では軍による暴力があったことまでは認められたが、国が支払う義務はないとされたのだと担当された弁護士さんが語っていた。

なお、上映後に班忠義監督による舞台挨拶があり。国の対応は非情であった反面、民間からの支援は大きく、監督も困窮する被害女性の支援もしたのだが、大きいお金を人前で渡すとかえって強盗被害など起こりかねないので、夜にこっそりと訪問して渡すことなどしたのだそう。こういった理解と温情ある人と人の交流が進めば、国同士の遺恨に対する解決の糸口になるのではと語られていました。

2019/08/27

2019/08/28

90点

映画館/大阪府/シネ・ヌーヴォX 


天皇ヒロヒトを絞首刑に

ヒトラーは、自殺 ムッソリーニは、パルチザンに吊るされた。
天皇ヒロヒトは、刑務所にも入ら生き延びた。許し難い。

2019/08/17

2019/08/19

-点

映画館/東京都/UPLINK 
字幕

『太陽がほしい』。中国人監督が撮った中国大陸での日本軍による婦女暴行を扱う。1990年代から取材開始。6人の被害者と数人の元日本兵が当時の経験を語る。元兵士が自分の行った犯罪行為を人前で語るのは相当の覚悟が必要。頭が下がる。それらの行為を含めたものが本当の戦争だと断言するのは元兵士。