キスをして欲しい彼女と、キスができない彼氏によるキスをめぐるラブバトル。
爽やかな青春映画として面白い作品でした。
なぜ彼氏がキスができないかというと、唇アレルギーによりキスをすると倒れてしまう。
そんなのあり得ないといったら元も子もないのですが、これぞ映画的シチュエーションの話かと思います。
このカップルの14日間のキスの奮闘記を描いているのですが、追いかける彼女に逃げる彼氏。
それはバトルそのもの。
これを14日間見せられるのかと思ったのですが、5日目に彼女が彼氏に不意討ちのキス。
しかし、彼氏は倒れて病院に送りとなり、彼女は彼氏を殺しかけたと落ち込んでしまう。
単なるコメディかと思ったのですが、後半は二人の心情を思うとバカバカしいながらも青春映画として成立している。
二人の一途な気持ちを思うと、思わず応援したくなりました。
この病気を治す病院の先生役がイジリー岡田さん。
いつも通りのネタで笑わかせてもらいました。
今回はごとうたつや短編特集ということで「約束の時間」と一緒に観たのですが、この監督は設定が面白いと思いました。