往年のアドベンチャー・ロマンそのものでインディー・ジョーンズや「ロマンシング・ストーン」を連想させる。
ロサンジェルスを離れヨルダン、ドバイ。
国際紛争の火種にもなっている、紀元前に印された死海文書。聖書の原点と目され、新たに発見された巻物は価値が高く最終戦争を予言しているらしいという設定。
手に入れたがっている収集家デュ・プレシ。執拗に追いかけてくるカルト集団。
アクティブな女性レイチェルが弟デイヴィッドの死にまつわる事件の真相をヨルダンの国務省職員ジェイクの協力を得て追及していく。
スケール感は不足だが冒険譚としてはまあまあの仕上がり。
自然と街の景色は堪能出来る。
21世紀では珍しいアドベンチャーロマン。