空の瞳とカタツムリ

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空の瞳とカタツムリ

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レビューの数

5

平均評点

59.9(20人)

観たひと

27

観たいひと

11

(C)そらひとフィルムパートナーズ

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / エロス / ドラマ
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2019/2/23
上映時間 120分
製作会社 ウィルコ=アクターズ・ヴィジョン
配給 太秦
レイティング R-15
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督斎藤久志 
脚本荒井美早 
企画荒井晴彦 
製作橋本直樹 
松枝佳紀 
プロデューサー成田尚哉 
撮影石井勲 
美術福澤裕二 
音楽阿藤芳史 
録音島津未来介 
整音竹田直樹 
音響効果井上奈津子 
照明大坂章夫 
編集細野優理子 
衣装江頭三枝 
ヘアメイク宮本真奈美 
制作担当三浦義信 
助監督岸塚祐季 
タイトル相米慎二 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演縄田かのん 岡崎夢鹿
中神円 高野十百子
三浦貴大 吉田貴也
藤原隆介 大友鏡一
利重剛 
内田春菊 
クノ真季子 
柄本明 

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

TV『深夜食堂』シリーズを手がけた荒井美早によるオリジナル脚本を、父・荒井晴彦企画のもと映画化。不特定多数の男性と行きずりの行為を繰り返す夢鹿と、ある出来事がきっかけで潔癖症となった十百子が互いを求めながら傷つけ合う姿を繊細なタッチで映し出す。夢鹿役の縄田かのん、十百子役の中神円は本作が映画初主演。ほか出演は「栞」の三浦貴大、「兄友」の藤原隆介、「人魚の眠る家」の利重剛、「名前のない女たち うそつき女」のクノ真季子、「万引き家族」の柄本明。撮影を「スティルライフオブメモリーズ」の石井勲が担当。「空の瞳とカタツムリ」というタイトルは、故・相米慎二監督の遺作「風花」のタイトル変更案として最終候補まで残ったもので、相米監督の弟子筋である「なにもこわいことはない」の斎藤久志が監督を務める。第19回東京フィルメックス特別招待作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

祖母の遺した古いアトリエでコラージュ作品を作り続ける岡崎夢鹿(縄田かのん)は、自身が抱え続ける虚無感を埋めるため、男とならだれとでも一夜を共にするが、一度寝た男とは二度と寝ない。一方、夢鹿の美大時代からの友人・高野十百子(中神円)は、高校生の時に経験したある出来事がきっかけで極度の潔癖症となり、性を拒絶し、夢鹿にしか触れることができないでいた。そんななか、ふたりの友人である吉田貴也(三浦貴大)は夢鹿への想いを捨てきれないまま、堅実に生きようと努めていた。学生時代はとても仲がよかった3人だが、月日が経つにつれ少しずつバランスが崩れ始める。ある日、十百子はピンク映画館のアルバイトを夢鹿に紹介され、働き始めるが、行動療法のような日々に鬱屈していくだけであった。やがて、その映画館に出入りする青年・大友鏡一(藤原隆介)は、満たされなさを抱える十百子に心惹かれていく……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年3月下旬映画業界決算特別号

REVIEW 日本映画&外国映画:「空の瞳とカタツムリ」

2019年3月上旬特別号

UPCOMING 新作紹介:「空の瞳とカタツムリ」

「空の瞳とカタツムリ」:対談 荒井美早[脚本]×荒井晴彦

2019/04/23

2021/02/05

10点

映画館/大阪府/シネ・ヌーヴォX 


美早ちゃん、もっと脚本書かないと

お父さんが死んだら、誰も脚本を依頼しないよ。お父さんの娘だから仕事があるんだよ。

2019/02/26

2019/08/26

45点

映画館/東京都/池袋シネマ・ロサ 


父親に輪を掛けて理屈っぽいお話

荒井晴彦の娘・美早が脚本を書いた「空の瞳とカタツムリ」は、父親に輪を掛けて理屈っぽいお話で、設定があるのに展開がないというか、キャラクターはあるのにエピソードがないというか、そんな感じでしたが、縄田かのん、中神円という二人の女優は、そんな話に実体を持たせようと頑張っていたと思います。

2019/06/29

2019/06/30

70点

映画館/京都府/出町座 


雌雄同体な。

ネタバレ

でんでん虫と呼べば童話的な響きを持つカタツムリ。しかし雌雄同体でお互いの器官に恋矢と呼ばれる突起物を刺す行為で寿命を縮めるという存在なのだとか。

潔癖症で自ずと恋に臆病な女性と、自傷癖があり異性に対して奔放な女性との関係に、二体のカタツムリを重ねている。大学時代で同窓生だった男性は奔放な方の女性に恋心を抱いていたが、彼女は彼と体を重ねても二度とそのことを繰り返さないと言い、彼と恋に奥手な方の女性が上手くいけばいいなどと思っている。しかし、彼は突然事故死してしまう…

粘着質なようでいて無機質のような二人の関係から目が離せない。この濃厚な人間関係は、企画者・荒井晴彦の影響も色濃いのかも。

2019/06/13

2019/06/14

85点

映画館/兵庫県/元町映画館 


惹かれ合いながらも傷つけ合う女性同士の関係

潔癖症のトワコが奔放なムジカに従うような女性2人の関係が徐々に変わってゆき、トワコが心の強さを滲ませ始めムジカが喪失感で空回りしてゆくのを2人の心に寄り添うように丁寧に描き、惹かれ合いながらも傷つけ合う女性同士の関係がセックスシーンが多いのにも拘わらず淡い印象を残して、カタツムリの恋矢(れんし)の意味が良く伝わってくる。

2019/02/27

2019/03/02

55点

映画館/東京都/池袋シネマ・ロサ 


かなり独り善がりな作品

男女4人の性と死と愛を描いた作品。
正直なところ、何を描きたかったのかよくわからなかったです。

やたらと汚ないという言葉が使われる。
この汚ないという言葉は主人公の十百子が潔癖症?というところからきているのですが、何度も使われると堂々巡りのようでした。

また、これもどうメッセージと関わっていたのかわからない、死という言葉。
私の中で、これ等を繋げることが出来ず、言葉だけが浮いてしまった空回りの印象です。

本作でもうひとつのテーマが性かと思います。
二人の女優が何度も脱ぎますがメッセージが不明のため、残念ながら伝わるものがなかったです。

120分の作品で、BGMは2回だけ。
何度か濡れ場はあるものの、同じ台詞をや似たようなシーンを繰り返されて独り善がりに感じます。
私としてはかなり辛い作品でした。

さて、この日はトークショー付き。
中神円さん、藤原隆介さんと急遽、脚本家の方が登壇。
鏡一と十百子の接点が本を渡すところだと思うと、中神さんからありました。
本を捨てようとしたシーンと捨てられなかったシーンを、両方撮っていたけど使われなかったとありました。
本は脚本上ではエドガー・アラン・ポーの詩集だけど、本はなんでもいいとありました。
十百子のバイトのシーンは脚本の一番最初にケーキをイチゴに乗せるシーンがあったのですが、パン工場を借りられず、撮れなかったとありました。
その他、潔癖症の話とか、好きな映画の話とかありました。
まだ、話は続いておりましたが、電車の時間もあったので、ここで帰りました。