男女4人の性と死と愛を描いた作品。
正直なところ、何を描きたかったのかよくわからなかったです。
やたらと汚ないという言葉が使われる。
この汚ないという言葉は主人公の十百子が潔癖症?というところからきているのですが、何度も使われると堂々巡りのようでした。
また、これもどうメッセージと関わっていたのかわからない、死という言葉。
私の中で、これ等を繋げることが出来ず、言葉だけが浮いてしまった空回りの印象です。
本作でもうひとつのテーマが性かと思います。
二人の女優が何度も脱ぎますがメッセージが不明のため、残念ながら伝わるものがなかったです。
120分の作品で、BGMは2回だけ。
何度か濡れ場はあるものの、同じ台詞をや似たようなシーンを繰り返されて独り善がりに感じます。
私としてはかなり辛い作品でした。
さて、この日はトークショー付き。
中神円さん、藤原隆介さんと急遽、脚本家の方が登壇。
鏡一と十百子の接点が本を渡すところだと思うと、中神さんからありました。
本を捨てようとしたシーンと捨てられなかったシーンを、両方撮っていたけど使われなかったとありました。
本は脚本上ではエドガー・アラン・ポーの詩集だけど、本はなんでもいいとありました。
十百子のバイトのシーンは脚本の一番最初にケーキをイチゴに乗せるシーンがあったのですが、パン工場を借りられず、撮れなかったとありました。
その他、潔癖症の話とか、好きな映画の話とかありました。
まだ、話は続いておりましたが、電車の時間もあったので、ここで帰りました。