バーニング 劇場版

ばーにんぐげきじょうばん|버닝|BURNING

バーニング 劇場版

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レビューの数

111

平均評点

76.2(568人)

観たひと

761

観たいひと

81

(C)2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー / ドラマ
製作国 韓国
製作年 2018
公開年月日 2019/2/1
上映時間 148分
製作会社
配給 ツイン
レイティング PG-12
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督イ・チャンドン 
脚本イ・チャンドン 
原作村上春樹
(『納屋を焼く』)
撮影監督ホン・ギョンピョ 
美術監督シン・ジョムヒ 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ポエトリー アグネスの詩」のイ・チャンドン監督による第71回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作。村上春樹の短編『納屋を焼く』を大胆に脚色、幼馴染のヘミから正体不明の男ベンを紹介された小説家志望のジョンスがたどる不可思議な運命を映し出す。出演は「ベテラン」のユ・アイン、TV『ウォーキング・デッド』シリーズのスティーブ・ユァン、オーディションで選ばれた新人チョン・ジョンソ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アルバイトをしながら小説家を目指すジョンス(ユ・アイン)は、ある日、偶然幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会い、アフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話をしてほしいと頼まれる。やがて帰国したヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベン(スティーブン・ユァン)をジョンスに紹介する。その後、ベンはヘミと共にジョンスの家を訪れ、自分の秘密を打ち明ける。「僕は時々ビニールハウスを燃やしています……」ジョンスが恐ろしい予感を抱き始めるなか、突如ヘミが姿を消す……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

2019年 第93回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞:外国映画ベスト・テン

2019年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

REVIEW 日本映画&外国映画:「バーニング 劇場版」

2019年2月上旬号

「バーニング 劇場版」:対談 イ・チャンドン[監督]×松永大司[映画監督]

「バーニング 劇場版」:作品論

UPCOMING 新作紹介:「バーニング 劇場版」

2025/05/25

2025/05/25

50点

レンタル 


これを「納屋を焼く」だと思ってはいけない

村上春樹の短編小説「納屋を焼く」を、イ・チャンドン監督が映画化した韓国の作品。

原作の小説とは大きく内容が異なる。15分くらいで読める短編を2時間半の映画にしているのだから当然なのだけれど。「ノルウェーの森」の映画もそうだったけれど、村上春樹の小説の雰囲気を上手く映像化して違和感なく作り上げるのは相当に難しいのだと思う。原作を読んでいる自分としてはやはりイメージの違いにすっきりしない部分がある。ここまで改変するのならば原作としなくてもよいのでは? と思う。

とはいえ、ミステリー映画としてはそれなりによく練られた作品だろうとも思う(原作はそもそもミステリーではないが)。猫や腕時計など、女性の失踪の原因を想像させるモチーフの使い方は上手い。ラストの展開も、妄想が膨らんで取り返しのつかないところまで行ってしまう、という姿は現代的だと思った。主人公が小説家志望という設定が全く意味をなしていないのは謎。

2025/05/22

2025/05/22

83点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


村上春樹の短編小説をイ・チャンドン監督が舞台を韓国に据えて分かり易く再現

ネタバレ

備忘メモ:
村上春樹の短編小説の方は、グレート・ギャツビー的な世界の(一般人から見たら)不可思議さの様のものを描いている、と私は感じているが、イ・チャンドン監督の方は具体的に「納屋を焼く」意味を伝えている。村上春樹が緩く(汎用的)伝えているの対して、イ・チャンドン監督は韓国ローカル版に仕上げた、という感じだ。

主人公ベンの実家からの光景・北朝鮮の山並みが見える。
ベンの母から久しぶりに連絡があり会うが「もっと若ければ、腎臓でも売って借金を返すのに」と言う。
上記二つが、シンの失踪に関係ある気がする。
ベンの家の庭でシンが上半身裸で夕暮れに踊るシーンが、何とも美しい。消えゆく寸前の蝋燭の最後の耀さ。と感じた。
シンは「昔、井戸に落ちた」と言った。殆どの人は覚えていない(または、無い、と断言した)、ベンの母だけが覚えていた。井戸と言えば、「ねじまき鳥クロニクル」。異世界への扉。
ラストの殺人シーンは韓国特有の鮮烈さがあった。薄暗さ、、、

2024/12/15

2024/12/15

85点

その他/録画WOWOW 
字幕


格差

 ジョンス(ユ・アイン)が、幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会うが、ベン(スティーブン・ユァン)の出現によって、葛藤や怒りを覚えて行き…という話だが、かなり分かりにくい。

 ジョンスは、両親の家庭的な困難さもあり、貧困家庭に近いのだろう。それに対するベンは、不自由のない金持ちの、しかもどこか他人を見下しているような存在と思う。

 韓国の格差社会の象徴的なストーリィとも言えるし、それが、ラストの展開に繋がり、このラストによって、ジョンスとベンの位置が逆転したようにも思う。

 また、ヘミは、ジョンスが気持ちが近い女性だが、忽然と消えてしまい、ベンが裏でからんでいるらしいのも、ジョンスの怒りや葛藤を膨らませることにもなっているのだろう。

 イ・チャンドン監督の「オアシス」を観たので、再びこちらも観てみたがなかなかだった。

2024/09/09

2024/09/09

94点

その他/Amazon レンタル 


あまりにも怖い映画だった。
主人公の青年の孤独を怖く感じた。

2022/10/17

2022/12/17

70点

選択しない 


見るたびによくなる
不思議な作品

2022/04/29

2022/04/29

70点

選択しない 


3回目の鑑賞
見れば見るほど良さを感じるじわじわ系
3人の主人公となるキャストたちがそれぞれとても良い
3人とも目が離せないというか