男はつらいよ お帰り 寅さん

おとこはつらいよおかえりとらさん|----|----

男はつらいよ お帰り 寅さん

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レビューの数

163

平均評点

76.6(733人)

観たひと

932

観たいひと

50

(C)松竹株式会社

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル コメディ / ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019/12/27
上映時間 116分
製作会社 松竹(制作プロダクション:松竹撮影所 東京スタジオ)
配給 松竹
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督山田洋次 
脚本山田洋次 
朝原雄三 
原作山田洋次 
プロデューサー深澤宏 
撮影近森眞史 
美術倉田智子 
吉澤祥子 
美術監修出川三男 
音楽山本直純 
山本純ノ介 
オープニング主題歌桑田佳祐
(『男はつらいよ』)
主題歌渥美清
(『男はつらいよ』)
録音岸田和美 
照明土山正人 
編集石井巌 
石島一秀 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演渥美清 車寅次郎
倍賞千恵子 諏訪さくら
前田吟 諏訪博
吉岡秀隆 諏訪満男
後藤久美子 イズミ・ブルーナ(及川泉)
夏木マリ 原礼子
浅丘ルリ子 リリー
池脇千鶴 高野節子
桜田ひより 諏訪ユリ
美保純 朱美
佐藤蛾次郎 源公
北山雅康 三平
笹野高史 御前様
出川哲朗 山中
カンニング竹山 飯田
濱田マリ 書店の客
林家たま平 ケアセンターの職員
橋爪功 及川一男
小林稔侍 窪田
立川志らく 噺家
松野太紀 ジャズ喫茶店長
桑田佳祐 

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

国民的人気を誇る山田洋二監督による「男はつらいよ」シリーズの22年ぶりとなる第50作。小説家になり、最新作の評判も上々の満男は、サイン会を行うことに。ところが、その列に並ぶ客の中に、初恋の人で一度は結婚の約束までした女性・イズミの姿を見つける。96年に亡くなった渥美清、倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆らレギュラー陣に加え、マドンナを務めた後藤久美子、浅丘ルリ子が出演。脚本は、山田洋次と「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

長い間サラリーマンをしていた諏訪満男(吉岡秀隆)は、その合間に書いた小説が認められ小説家になった。現在、彼は中学3年生の娘と二人で暮らしている。最新著書の評判は上々だが、次回作の執筆にはなかなか乗り気になれないモヤモヤした毎日。なぜか夢の中に、初恋の人・イズミ(後藤久美子)が現れ、悩みは尽きない。そんな折、満男は、妻の七回忌の法要で柴又の実家を訪れる。柴又の帝釈天の参道に昔あった『くるまや』の店舗は新しくカフェに生まれ変わり、その裏手に昔のままの住居がある。法事のあと、母・さくら(倍賞千恵子)、父・博(前田吟)たちと昔話に花が咲く。いつも満男の味方であった満男の伯父・寅次郎(渥美清)との騒々しくて楽しかった日々……。あれからもう半世紀の歳月が流れたのだ。ある日、サイン会を行うことになった満男。ところが、その列に並ぶ客の中にイズミの姿を見て呆然となる。ヨーロッパで生活しているイズミは仕事で来日し、偶然サイン会に参加したのだった。満男はサイン会もそこそこに「君に会わせたい人がいる」と小さなJAZZ喫茶にイズミを連れて行く。経営者の顔を見て驚くイズミ。それは20年以上前に奄美大島で会った寅の恋人のリリー(浅丘ルリ子)だった。懐かしい人たちとの再会、思い返す寅さんのこと。それは満男とイズミにあたたかい何かをもたらしていく。そしてその夜、イズミは『くるまや』を訪れる……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020年1月上・下旬合併号

巻頭特集 「男はつらいよ お帰り 寅さん」:インタビュー 倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆、後藤久美子、美保純、佐藤蛾次郎、笹野高史、北山雅康、池脇千鶴、桜田ひより、夏木マリ、浅丘ルリ子、山田洋次[監督]

巻頭特集 「男はつらいよ お帰り 寅さん」:周防正行監督が語る「男はつらいよ お帰り 寅さん」

巻頭特集 「男はつらいよ お帰り 寅さん」:ドキュメント「男はつらいよ お帰り 寅さん」番外編

巻頭特集 「男はつらいよ お帰り 寅さん」:小さな貢献 大きな感動

巻頭特集 「男はつらいよ お帰り 寅さん」:"寅んく"解説

巻頭特集 「男はつらいよ お帰り 寅さん」:作品評

UPCOMING 新作紹介:「男はつらいよ お帰り 寅さん」

2019年12月下旬号

短期集中連載 ドキュメント「男はつらいよ お帰り 寅さん」[最終回]:

2019年12月上旬号

短期集中連載 ドキュメント「男はつらいよ お帰り 寅さん」:[第3回]

2019年11月下旬号

短期集中連載 ドキュメント「男はつらいよ お帰り 寅さん」[第2回]:

2019年11月上旬号

短期集中連載 ドキュメント「男はつらいよ お帰り 寅さん」[第1回]:

2020/01/01

2022/02/27

75点

映画館/愛知県/名古屋 ミッドランドスクエアシネマ 


やっぱり面白い

渥美清さんが亡くなったのでもう作らないかと思ったら奇跡の最新作。シリーズの後半が面白くなったのは甥の満男君と憧れの泉ちゃんのエピソードがあったから。今作はその後の二人の話をメインにとらやの人たちや最多マドンナのリリイさんも登場、寅さんの思い出とともに泣いたり笑ったり大いに楽しませてもらい大満足でした。ラストのマドンナたちの顔見世も良かったわ~

2021/10/29

2021/10/30

96点

購入/DVD 


何度観ても最高!

 2020年2月20日に映画館で鑑賞して以後2度目の鑑賞。1度目の鑑賞後、東京出張のついでに寅さんの故郷、柴又に寄ってきた。帝釈天の参道を歩きながら、男はつらいよの作品の浸っていた。「とらや」にも寄り、美味しい団子を食べた。さらに、「寅さん記念館」にも寄ってきた。やっぱり、寅さんは良い!
 その後、第1作目からすべて鑑賞し直し、今回で最終回となった。何度観ても、寅さんは最高!最終作のこの作品は、満男とかつての恋人及川泉の再会のシーンを交ぜながら、伯父さんの寅さんを思い出すという構成になっている。懐かしいシーンが次から次へと出てきて、やっぱり寅さんは良いなぁ・・・・。次の鑑賞し直しは、いつ頃から始めようかな。

2021/10/01

100点

映画館 


あれこれと考える空港と病室

予期せず、公開のニュースを知った際の驚きや喜びは大変なものでした。号泣を充分過ぎるくらい予想ができたので、家族とは座席を離れての鑑賞、映画館は温かい歓迎のムード、終演後、あちこちからの拍手はこれまでになかった体験でした。

意外にも満男は小説家に、とは言え、身内に寅さんみたいな人がいたら、話のネタはいっぱい、寅さんの血筋、そんなことも考え納得ではありました。一方、泉とは結婚に至らず、シングルファーザーという展開には意表を突かれました。泉と再会、後に空港での別れの場面は一線を超えた行為、でも、精一杯の優しさ、別れを惜しむ寂しさ悲しみ、いくつかの事柄が浮かぶ感動的な場面でした。本作に限らず鑑賞後に解釈を求めてあれこれと考えるのは楽しいですが、あの場面は個人的には新たなそんな代表例になりました。

本作は老いる寂しさ、やがて訪れる悲しみが強調されていますが、付随して、瀬戸際に立たされた人の、ある種、見苦しさも印象に残りました。橋爪功が演じる泉の父は、かつて、あのように惨めで憐れではなかったはずです。何が彼をそうさせたのか、罰なのか、時の流れのせいなのか、仕方がないことなのか、これもまた、あれこれと考えさせられる場面でした。

笑いと涙の男はつらいよシリーズ、本作に限っては涙のほうが勝ってはいましたが、あれこれと考えさせられ、そんな後押しもあって素晴らしい作品になりました。日本映画に限っては本作が一番好きな作品になりました。それまでのNO.1は、同シリーズの48作目でした。

2021/09/09

2021/09/12

80点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


アート&シアター 一角獣のタピスリー

事務所の壁にかけられていた。光男の部屋にはカンディンスキー。

2021/08/12

40点

選択しない 


リリー登場のシーンが本作で一番の盛り上がりを見せる

 劇場版『男はつらいよ』誕生50周年、シリーズ第50作として制作された記念作品。
 渥美清の逝去から23年を経て制作され、冒頭に献辞が捧げられているほか、エンド・クレジットの最後に、鬼籍に入った笠智衆、三崎千恵子、下條正巳、太宰久雄らの名前も記されている。その中で、源ちゃんの佐藤蛾次郎が顔を見せるのが嬉しい。
 満男(吉岡秀隆)の夢のシーンから始まり、タイトルと主題歌が流れるというシリーズのフォーマットを踏襲、寅次郎二世の満男の「男はつらいよ」であるという構成はいい。しかし、唐突な桑田佳祐の登場と歌はまるでバラエティのようでいただけない。
 6年前に妻を亡くした満男は、脱サラした初老の新人作家。高校生の一人娘ユリ(桜田ひより)と暮らしている。さくら(倍賞千恵子)と博(前田吟)は寅屋を継ぎ、建物は50年前から変わらない。タコ社長の娘・朱美(美保純)も隣に住んでいて、昔の設定を引き継いではいるが、おいちゃん・おばちゃんの居ない寅屋に生気のなさは拭えない。
 満男が小説家というのも違和感ありすぎ。ラストシーンでシナリオ上、その設定が必要だったことがわかるが、使い古された手法で山田洋次の老いを感じる。
 山田洋次の老いは随所に感じられ、令和の時代でありながら、満男の古臭さ、出版社、ユリやその友達の描写など、昭和にタイムスリップした雰囲気。それが本作に黴臭い影を落としていて、作らなかった方が良かったと思うが、松竹も山田洋次も今も寅さんに頼らなければならないのが寂しい。
 ヨーロッパで結婚した泉(後藤久美子)が仕事で里帰りするが、ゴクミもすっかりオバサンになって貫禄たっぷり。久しぶりの演技とあって何処からも泉には見えず、私生活と設定が被っているために、オバサンになって里帰りしたゴクミにしか見えない。
 一方、出会った満男はオジサンになっても昔のままに頼りなく、いつまでも子供で成長しないところが寅次郎二世なのだが、マドンナ役の貫禄オバサン・ゴクミとはどうにも釣り合わない。
 八重洲ブックセンターで偶然元恋人と再会したゴクミは、連れられて寅屋に宿泊。翌日、老人病院のパパ(橋爪功)を見舞い、ママ(夏木マリ)とも再会。終始満男が付き添って、30年前のロマンスを思い出すが、ゴクミは人妻。
 すっかりフランス人のゴクミは、満男に挨拶のキスをして去っていくという、寅次郎二世の2度目の失恋模様となる。満男にはもう一人、担当編集者(池脇千鶴)のマドンナがいるが、演技派すぎてマドンナらしい華やかさに欠ける。
 ラストは旅先からの寅次郎の葉書ではなく、満男が新作のペンを取って終わるという寸法。途中、随所にシリーズ48作品のカットバックが入るが、物語そのものがシリアスで、喜劇役者もいないため、懐かしの人情喜劇からは程遠く、「男はつらいよ」の冠がしっくりこない。
 寅さんのメモリアルなのか、寅次郎二世の物語なのか、どっちつかずで、新作にしては山田洋次の老いとともに一抹の寂しさが漂う。
 ジャズ喫茶を開いているリリー(浅丘ルリ子)も登場し、寅さんとの恋模様を語るが、このシーンが本作で一番の盛り上がりを見せるのはさすが。

2021/07/31

2021/07/31

68点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/タブレット 


さすが山田洋次監督

寅さんといえば正月の映画。
初夢!とは行かないまでも、夢から始まり、別れで終わる。いつもながらの寅さんを50周年で甥っ子の満男の生活と思い出で綴ったこの作品は、作ったもの、演じたものでなければわからない「寅さん」の良さ、人情の良さをうまく引き出しているように思えた。
あ〜寅さんがいたらなぁとみんなが思えるような…
渥美清が亡くなってもう20年以上たって、今でも寅さんが、そこにいるような気になるのは山田洋次監督以下全ての俳優さん、スタッフのこの映画に対する思い入れというものでしか言い表せない楽しくも哀しい映画だった。
最初の桑田佳祐の寅さんの歌も非常に良かった。