ファースト・マン

ふぁーすとまん|FIRST MAN|FIRST MAN

ファースト・マン

amazon
レビューの数

193

平均評点

73.8(1169人)

観たひと

1584

観たいひと

101

(C)Universal Pictures (C)2018 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 伝記 / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2018
公開年月日 2019/2/8
上映時間 141分
製作会社
配給 東宝東和
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼルとライアン・ゴズリングのコンビが、人類初の月面着陸を成し遂げた宇宙飛行士ニール・アームストロングの偉業を映画化。NASAの宇宙計画に選ばれたアームストロングは、過酷な訓練を経て宇宙へと飛び立つが……。共演は「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」のジェイソン・クラーク、「蜘蛛の巣を払う女」のクレア・フォイ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1961年、幼い娘カレンを病気で亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、悲しみから逃げるように、NASAのジェミニ計画の宇宙飛行士に応募する。1962年、宇宙飛行士に選ばれたニールは、妻ジャネット(クレア・フォイ)と長男を伴ってヒューストンへ。有人宇宙センターでの訓練と講義を受けることに。指揮官のディーク・スレイトンは、世界の宇宙計画をリードするソ連すら到達していない“月”を目指すと宣言。月に到達する小型船と帰還のための母船のドッキングを実証するジェミニ計画が成功すれば、月面に着陸するアポロ計画へと移行することが決まる。やがて、ハードな訓練を乗り越え、絆を結ぶ飛行士たち。その中には、エリオット・シー(パトリック・フュジット)やエド・ホワイト(ジェイソン・クラーク)がいた。そんなある日、ソ連が人類初の船外活動に成功。またしても先を越されてしまう。1966年、ニールは、ジェミニ8号の船長として史上初のドッキングを命じられる。代わりにその任務から外されたエリオットが、訓練機の墜落事故で死亡。友の無念を胸に、デイヴ・スコット(クリストファー・アボット)と2人、ジェミニ8号で飛び立ったニールは、アジェナ目標機とのドッキングに成功。ジェミニの回転が止まらなくなる事故に遭遇しながらも、冷静な判断で危機を脱する。こうして、アポロ計画へと移行し、パイロットにはエドが選ばれる。だが1967年、アポロの内部電源テスト中に火災が発生。エドと2人の乗組員が死亡する事故に。アポロ計画が世間の非難を浴びていた1969年、月に着陸するアポロ11号の船長にニールが任命される。乗組員は、バズ・オルドリン(コリー・ストール)と、マイク・コリンズ(ルーカス・ハース)の2人。家族と別れたニールたち3人は、ついに未知の世界へと飛び立つ……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

UPCOMING 新作紹介:「ファースト・マン」

REVIEW 日本映画&外国映画:「ファースト・マン」

2019年2月上旬号

「ファースト・マン」:インタビュー デイミアン・チャゼル[監督]

「ファースト・マン」:作品解説

「ファースト・マン」:作品評

「ファースト・マン」:関連作品ガイド

2024/02/29

2024/03/06

75点

選択しない 


月面でのライアンの表情に惹きつけられた。

2024/01/14

2024/01/14

75点

選択しない 


月に行くまでの本人と家族の過程を描いていて、単なる夢物語でない地に足ついた内容なのが良かった
ライアン・ゴスリングの冷静さの中に葛藤が垣間見える演技がまた良い

2022/10/18

2022/10/18

75点

その他/TSUTAYA DISCAS 
字幕


宇宙飛行士の夢と苦悩

アポロ11号で月面着陸を成功させたニール・アームストロング船長の夢と苦悩を描いた伝記映画。夢は勿論、過酷な訓練を乗り越えて未知の宇宙へ飛び立つこと。苦悩は、新しい事には付き物の危険との遭遇。ロケットの打ち上げ失敗による同僚の多数の死亡。その危険を冒しても、家族持ちの人間が自らの夢のために飛びたつのか?
ニール・アームストロング(ダイアン・ゴズリング)が、アポロ11の船長に選ばれて出発する日に妻のジャネット(クレア・フォイ)から、「子供たちへの言葉は何もないのか」と詰め寄られるシーンがその苦悩のピークであっただろう。
アメリカの宇宙計画、ジェミニ・アポロ計画を描いた映画は、何本かある。トム・ハンクスのアポロ13が一番有名だが、この映画は唯一月面着陸できなく、帰還する苦悩を描いた映画。ドリーム(2017)は、NASAで働く裏方の綿密な計算を行う女性3人を描く。2019年にドキュメンタリーのアポロ11と言う映画があるようだが、未視聴であある。
映画の中でも国民の中から、「高い税金を使ってなぜロケットを上げる?もっと生活費をよこせ」のデモなどが起こるが見方によったら当然でしょう。月を目指す目的は何?結局は、ソ連との競争。宇宙からの戦略が裏に隠されているでしょう。どこかの国のように、無駄な国葬に税金を使うよりはいいが。
アームストロング船長は、当にファースト・マン。同時に月に降りたのは、オルドリン?コリンズ?やはり二番目は記憶に薄くなりますね。
宇宙を描く映画の迫力とリアル感は、流石にそれを実行したアメリカでないと作れない映画でした。

2022/08/08

2022/08/08

70点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 
吹替


ジェミニからアポロへ

我々の世代はリアルタイムで経験しているので、懐かしい感じがする。アームストロングがいかにして月に到達したかという伝記的な映画である。
初期の宇宙旅行は犠牲者のおかげで発達していったのがよくわかる。同僚たちの死を胸に抱き、本人もいつ死ぬか分からない危険な状況におかれても冷静さを失わず、事故を回避していく。その冷静さを認められて月着陸船の船長に選ばれたのだろう。
普通はドラマチックに宇宙船の様子を描いたりするが、宇宙船の内部からの映像を多くして、外からの描写は少ない。これがまたアームストロングの置かれた状況をよく現している。
月着陸の場面などは、考えてみると全く何も情報がなくぶっつけ本番だったのに良く着陸ができたなと思い返させてくれる。
今ならロボットや周回衛星を使って詳細なデータを得ることができるのに。

2022/08/04

80点

選択しない 


ニール・アームストロングの半生を描いた伝記映画

人類未踏の月面着陸をテーマにした作品です。この快挙を映像化してくれたことにより、我々のような一般人でも月面を擬似体験させてくれたので楽しませてもらえたのではないでしょうか?
一方、本作はアポロ11号のパイロットである主人公ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)の半生を描いた人間ドラマでもあります。誰も行ったことがない月面に行くのには当然ながらリスクを背負うことになります。妻はニールの身を心配するあまりに感情的になり夫婦間で衝突があったり、共に月面を目指した仲間がロケットの事故で亡くなったりと、命懸けで月面着陸を目指す姿を丁寧に細かく描写してます。
そして当時の世論が、宇宙開発で多額の税金投じてる政府に不満を持っていたこと。ソ連との宇宙開発競争で遅れをとっていたことも紹介されてました。国の威信を賭けたアポロ計画だったことが分かります。

テストパイロットとしての大気圏近くまでの飛行や、宇宙船同士のドッキングテスト、月面への着陸訓練は映像を通して、そのハードさが伝わってきました。それをパイロット目線で見せつけられるものですから、乗り物酔いのようになり気持ち悪くなることも度々ありました。
宇宙パイロットの過酷さをデイミアン・チャゼル監督は伝えたかったのだと思います。
IMAXで観たら、宇宙のシークエンスなんかもっと臨場感があって気持ち悪くなった気がします。

宇宙のシーンは凄味はあったが、本作の本質はニールが月面着陸するまでの苦悩と試練を描写したことにあります。
トム・ハンクス主演の「アポロ13」は危機からの生還劇が前面に出ていて、娯楽性も十分でした。本作のテイストは淡々としたもので、ニールの内面をフォーカスしてます。伝記映画であり、娯楽映画からは一線を引いてるとは思います。
ラスト近くで、月面着陸を達成したことに喜びや誇りに満ちたニールの言動はなかった。
ただ、無事に地球に帰れたことに安堵しているように私には見えました。

2022/07/03

2022/07/03

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


偉業

月面着陸を成功した、ニール・アームストロングの伝記です。
宇宙に興味のある人、アポロ計画に興味のある人は見ておくべき映画なのではないでしょうか。

私自身は、名言と月面着陸位しか知識がなかったので、どんな人だったのかはこの映画で初めて知りました。
ラストの月面で無音になる演出は、効果を引き立てていた感じがしました。
一番最後の面会のシーンは、見る人により解釈が違うと思うので、これもまた良い演出かと感じ増した。