中国、シンガポール、日本、タイの4ヵ国による、ドイツVSブラジルのワールドカップの決勝戦の夜を描いたオムニバス。
この手の作品の時は日本がいなくて、韓国辺りが参加しそうなので、面白いメンバー構成かと思います。
しかし、残念ながら、日本がマシという程度で、全体的に面白くありません。
どちらかというと、企画倒れの内容かと思います。
中国
年上の娼婦との愛を描いている。
都会に夢破れた田舎の男を見ているようで、短編だとこれといった感情が沸きません。
シンガポール
不倫の男女を描いている。
別れ話の最中に、第三者がやって来るのが面白いところなのかもしれませんが、普通過ぎて映像化の必要性がわかりません。
短編での会話劇は、見所がありません。
日本
永瀬正敏さんという日本のエースがキャスティングされている。
ポルノ映画の映像技師をしながら、裏の顔を持つ。
スリリングなストーリーながら、盛り上がりはこれからというところで終了。
短編というのが惜しまれる。
タイ
映画撮影に乗じた殺人計画。
ストーリーと関係ない劇中劇が展開されるため、全編を通じて中だるみ。