5TO9 ファイブトゥナイン

ふぁいぶとぅないん|晩五朝九|5 TO 9

5TO9 ファイブトゥナイン

レビューの数

3

平均評点

56.7(5人)

観たひと

6

観たいひと

6

(C)DEEP END PICTURES INC.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 シンガポール=日本=中国=タイ
製作年 2015
公開年月日 2018/6/9
上映時間 80分
製作会社 DEEP END PICTURES INC.=Wormwood Film=CAM+life Film Production=OffScene Films=White Light Post
配給 boid
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ベルリン国際映画祭タレント部門に選出された中国・シンガポール・日本・タイの若手監督4人によるオムニバス映画。2014年ブラジルで行われたサッカーW杯決勝戦の日、夕方5時から朝9時までの間にその国で起きた出来事をテーマに4つの物語が綴られる。監督は、シンガポールのテイ・ビーピン、「大和(カリフォルニア)」の宮崎大祐、中国のヴィンセント・トゥ、タイのラーシケート・スックカーン。出演は、「光」の永瀬正敏、「ナイスの森 The First Contact」の高橋マリ子、「東の狼」の大西信満、「リップヴァンウィンクルの花嫁」の地曵豪。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

2014年、ブラジルで開催されているサッカーW杯決勝戦の日。午後5時、中国。南京の服飾工場で働く青年は全財産である3000元を手にし、かねてから想いを寄せる年上の娼婦と一夜を過ごそうとする。午後9時、シンガポール。長年付き合ってきたシンガポール人教師と中国本土から来た愛人がいつものように密会している。しかし、愛人は別れを切り出すタイミングを計っていた。午前1時、日本の極北。借金の取り立て屋というもうひとつの顔を持つ成人映画館の映写技師の男。彼に復讐を企む地元組織が、映画館に乗り込んでくる。午前5時、タイ、バンコク。ビルの屋上で映画のラストシーンを撮影している。監督は何度も撮影を中断し、俳優たちに注文を付け、延々と撮り直しが続く。監督は危険な撮影に乗じて、ヒロインである妻と密通している主演俳優を抹殺しようとしていた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年6月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「5TO9 ファイブトゥナイン」

2018/07/17

2018/07/18

65点

映画館/大阪府/シアターセブン 


日本パートが面白い。

ネタバレ

ワールドカップ最終戦の日に起こった話という共通項で括られた4つの国の4つの物語。男と女の別れ話という趣向もあるのかもしれないが、少なくとも日本の作品は他に比べて異色であり、映画的で動きのある作品に仕上がっている。

その日本パートでは、永瀬正敏が探偵ならぬ借金の回収人に扮していて、濱マイクの黄金町の名画座ならぬ、陽炎座なるピンク映画専門館を根城にしている。この館名や、監督・宮崎大佑の新作「大和(カリフォルニア)」が、「ピストルオペラ」でデビューした韓英恵を主演にしているところからして、監督も鈴木清順信者なのだろうか。

中国の作品では、都会人の生活に憧れ、農村から都会に出て働く人々がいっこうに生活レベルは追いつくことなく、希望を失って故郷に帰って行くという苦い実情を描いていて、現代中国の真実を突いている。シンガポールの不倫の二人の会話劇と、タイのSF映画撮影中の二人の俳優の話はこれといったものを感じなかった。

2018/06/14

2018/06/14

60点

映画館/東京都/池袋シネマ・ロサ 


W杯の裏側で

‪#0477 池袋シネマ・ロサ「5 TO 9 ファイブトゥナイン」。2014年7月13日にブラジルのリオデジャネイロで行われたワールドカップの決勝戦と同時刻に、地球の裏側の中国・シンガポール・日本・タイで起こっていた当事者以外にとっては些細な出来事を、アジア各国の若手監督が描いたオムニバス映画である。‬

2018/06/11

2018/06/12

35点

映画館/東京都/池袋シネマ・ロサ 
字幕


アジアンショートなオムニバス

中国、シンガポール、日本、タイの4ヵ国による、ドイツVSブラジルのワールドカップの決勝戦の夜を描いたオムニバス。
この手の作品の時は日本がいなくて、韓国辺りが参加しそうなので、面白いメンバー構成かと思います。
しかし、残念ながら、日本がマシという程度で、全体的に面白くありません。
どちらかというと、企画倒れの内容かと思います。

中国
年上の娼婦との愛を描いている。
都会に夢破れた田舎の男を見ているようで、短編だとこれといった感情が沸きません。

シンガポール
不倫の男女を描いている。
別れ話の最中に、第三者がやって来るのが面白いところなのかもしれませんが、普通過ぎて映像化の必要性がわかりません。
短編での会話劇は、見所がありません。

日本
永瀬正敏さんという日本のエースがキャスティングされている。
ポルノ映画の映像技師をしながら、裏の顔を持つ。
スリリングなストーリーながら、盛り上がりはこれからというところで終了。
短編というのが惜しまれる。

タイ
映画撮影に乗じた殺人計画。
ストーリーと関係ない劇中劇が展開されるため、全編を通じて中だるみ。