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めまい|Vertigo|Vertigo
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76.5点(871人)
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基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる
スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる
キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる
解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる
「間違えられた男」につづくアルフレッド・ヒッチコック監督のスリラー。クルウゾーの「悪魔のような女」の原作を書いたピエール・ボアローと、トーマス・ナルスジャックの共作小説から、アレック・コッペルと「モンテカルロ物語」サム・テイラーが共同脚色した、伝奇的なロマンとニューロティックなスリラー手法をないまぜた一編。撮影監督は「間違えられた男」「ハリーの災難」のロバート・バークス。サンフランシスコ周辺の風光がロケによって生かされている。音楽はバーナード・ハーマン。出演者は「知りすぎていた男」「翼よ!あれが巴里の灯だ」のジェームズ・スチュアートに「愛情物語」「夜の豹」のキム・ノヴァクが顔を合わせる他、「暗黒の恐怖」のバーバラ・ベル・ゲデス、「バラの肌着」のトム・ヘルモア等。キム・ノヴァクは2つの役柄を演じわけてみせる。製作はヒッチコック自身。「悲しみよこんにちは」のソール・バスがタイトル・デザインを担当している。
あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる
元刑事のジョン・ファーガスン(ジェームズ・スチュアート)は、屋上で犯人追跡中に同僚を墜死させたことから、高所恐怖症にかかって今は退職していた。商業画家の女友達、ミッジ(バーバラ・ベル・ゲデス)の所だけが、彼の気の安まる場所だった。そんなある日、昔の学校友達ゲビン・エルスターから電話があって、彼はその妻の尾行を依頼された。美しい妻のマドレイヌ(キム・ノヴァク)が、時々、昔狂って自殺した曽祖母のことを口走っては、夢遊病者のように不可解な行動に出るというのだ。しかも、彼女は、まだ自分にそんな曽祖母のあったことは、知らぬ筈だという。翌日から、ジョンの尾行がはじまった。マドレイヌの行動範囲はサンフランシスコ一帯に及んだ。ある時は曽祖母の埋められている墓地に、ある時は曽祖母が昔住んでいたというホテルに、ある時は若かりし頃の曽祖母の画像の飾られている画廊に。しかも、ぼんやりと絵に見いる彼女の、手にもつ花束の型や髪型は画像の曽祖母と同じものなのだ。そしてある日、彼女は海に身を投げた。ジョンは彼女を救って、自宅につれかえり、介抱した。そして、今はもう彼女を愛している自分を知った。彼女は、自分の行動もよく覚えてはいなかった。何事かを恐れるマドレイヌの心理を解きほぐすために、ジョンは彼女を、よく夢に見るというサンフランシスコ南部のスペイン領時代の古い教会にともなった。しかし、突然彼に愛をうちあけながら彼女は、教会の高塔にかけ上り、めまいを起したジョンが階段にたちつくすうちに、身を投げて死んだ。そのショックから、ジョンはサナトリウムに療養する身となった。まだ自分をとりもどすことの出来ぬ彼は、街をさまよっているうちに、ふとジュデイ(キム・ノヴァク)というショップ・ガールに会った。身なり化粧こそげびて俗だったとはいえ彼女の面ざしはマドレイヌに似ていた。ジョンは、いつか彼女の面倒をみてやる身となった。彼は彼女にマドレイヌに似た化粧や身なりを教えた。しかし彼女はそれをいやがった。何故なら彼女こそは、妻を殺すためにジョンの高所恐怖症を利用したゲビンに使われ、ジョンをあざむいて顔かたちの似たマドレイヌになりすましていた女だったのだから。あの時、高塔の上には殺した妻を抱いたゲビンがいた。そして、めまいを起こして高所に上れぬジョンを証人につかって、かけ上ってきたジュデイとタイミングを合わせて妻の死体を塔から投げ下ろし、自殺に見せるというトリックを使ったのだ。サンフランシスコ一帯にジョンを引きまわし、彼と恋におちたマドレイヌとは、実はジュデイその人だったのだ。ある夜、死んだはずのマドレイヌのものだった首飾りをジュデイの胸にみつけたジョンは、彼女をあの教会の白亜の高塔につれていって詰問した。総ては今やはっきりした。しかし、今はジョンを愛するジュデイは、彼への愛を口走りながら、恐怖のために塔から足をふみ外して墜死した。
キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる
UPCOMING 新作紹介:スクリーン・ビューティーズ Vol.3 ヒッチコックとブロンド・ビューティー「めまい デジタル・リマスター版」
巻頭特別企画 エッセンシャル・ヒッチコック:「めまい」
外国映画批評:めまい
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レビュー 登録の新しい順 登録の古い順 レビュータイトルの50音順 評価点の高い順 評価点の低い順
鑑賞日 2025/12/13
登録日 2025/12/14
評点 -点
鑑賞方法 映画館/東京都/TOHOシネマズ日本橋 字幕
ジェームズ・スチュワートがキモい
Like 0
Comment 0
何も解決せず終わる。ジェームズ・スチュワートがとにかくキモい。とても傑作とは言い難い。 その感想はスクリーンで見ても変わらずだった。
鑑賞日 -
登録日 2025/11/30
評点 70点
鑑賞方法 選択しない
「なんだこの四角関係は?」
登場人物全員イカれてる 無職男「ストーカー」 昔の女「ヤンデレ」 旧友「ペテン師」 憑依女「美人局」
鑑賞日 2025/10/16
登録日 2025/10/16
評点 78点
鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ 字幕
2度目だが
全く覚えていなかった 評価が異常に高いが 筋がやや不自然だからだろう ヴェラマイルズがやっていたら 普通にヒッチコックらしかったかもしれない 映画的なテクニックは別として キムノヴァクなのでミステリーとして とても濃い感じがでているのかもしれない
鑑賞日 2025/09/23
登録日 2025/09/24
評点 85点
鑑賞方法 VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/PC 字幕
幻想を愛する
Like 3
ラストの後味の悪さはあるが、因果応報かも。 男(ジョン)の幻想を、女(マデリン=ジュディ)が受け入れるかどうか、という話。女も、交代して、演じたキム・ノヴァクが、型にはめようとするヒッチコックに対抗し、自分らしさを出そうとして葛藤する。それが、マデリンとジュディの間で揺れ動くさまと重なって、リアルになったとのこと。 サスペンスというよりも、複雑なジョンとジュディの愛の物語になり、すさまじかった。やはり傑作と思う。
鑑賞日 2025/09/13
登録日 2025/09/13
評点 65点
鑑賞方法 テレビ/有料放送/ザ・シネマ 字幕
音楽バーナード·ハーマン
Like 1
何回見ても理解したとは言えない。キムノバックは二役なのか同一人物なのか?最初の死体は?
鑑賞日 2023/10/24
登録日 2025/04/22
評点 84点
鑑賞方法 購入/DVD 吹替
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名作 美女に惑わされる男の話 めまいというタイトルがダブルミーニングなのがいい めまいショットってこれか…! 多分に漏れずどんでん返しアリ、だけどレベッカの方が衝撃だった マデリンと同じ格好をして協会を登る様は死に向かってる感じがした ラストの影は死神みたいよね
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鑑賞記録
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