恋は雨上がりのように

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恋は雨上がりのように

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レビューの数

136

平均評点

77.2(958人)

観たひと

1264

観たいひと

127

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ラブロマンス / 青春 / ドラマ
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2018/5/25
上映時間 112分
製作会社 映画「恋は雨上がりのように」製作委員会(東宝=小学館=博報堂DYミュージック&ピクチャーズ=ジェイアール東日本企画=博報堂=AOI Pro.=KDDI=S・D・P=日本出版販売=GYAO)(製作プロダクション:東宝映画=AOI Pro.)
配給 東宝
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督永井聡 
脚本坂口理子 
原作眉月じゅん
(『恋は雨上がりのように』(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載))
エグゼクティブ・プロデューサー山内章弘 
プロダクション統括佐藤毅 
製作市川南 
共同製作久保雅一 
村田嘉邦 
弓矢政法 
山本浩 
中江康人 
髙橋誠 
細野義朗 
吉川英作 
田中祐介 
プロデューサー春名慶 
石黒裕亮 
唯野友歩 
撮影市橋織江 
美術杉本亮 
装飾安藤千穂 
音楽伊藤ゴロー 
音楽プロデューサー北原京子 
参加アーティストの子
((神聖かまってちゃん))
mono
((神聖かまってちゃん))
柴田隆浩
((忘れらんねえよ))
澤部渡
((スカート))
主題歌鈴木瑛美子
(『フロントメモリー』(ワーナーミュージック・ジャパン))
主題曲/主題歌亀田誠治
(『フロントメモリー』(ワーナーミュージック・ジャパン))
録音豊田真一 
照明﨑本拓哉 
編集二宮卓 
スタイリスト櫻井まさえ 
ヘアメイク荒木美穂 
波多野早苗 
キャスティング田端利江 
ラインプロデューサー熊谷喜一 
製作担当若林重武 
助監督藤江儀全 
スクリプター田村寿美 
VFXスーパーバイザー神田剛志 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演小松菜奈 橘あきら
大泉洋 近藤正己
清野菜名 喜屋武はるか
磯村勇斗 加瀬亮介
葉山奨之 吉澤タカシ
松本穂香 西田ユイ
山本舞香 倉田みずき
濱田マリ 久保
戸次重幸 九条ちひろ
吉田羊 橘ともよ

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

眉月じゅんの恋愛漫画を原作に、女子高生とファミレス店長との恋模様を小松菜奈・大泉洋主演で綴る。怪我で陸上の夢を絶たれたあきらは、28歳も離れたアルバイト先の店長・近藤に恋心を抱くように。彼女の思いは、二人が自分自身と向き合うきっかけとなる。2015年度コミックナタリー大賞第2位をはじめ各賞にランクインした同名漫画を、「帝一の國」の永井聡のメガホンで映画化。共演は「パーフェクト・レボリューション」の清野菜名、大泉とともに演劇ユニットTEAM NACSに所属する戸次重幸、「嫌な女」の吉田羊ほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

高校2年生の橘あきら(小松菜奈)は、アキレス腱を負傷し陸上の夢を断念せざるをえなくなる。偶然訪れたファミレスで放心するあきらに店長の近藤正己(大泉洋)が優しく声をかけたことをきっかけに、あきらはその店でアルバイトを始めた。28歳も年上のバツイチ子持ちの近藤にあきらは密かに恋心を抱くが、近藤は一見クールな佇まいの彼女から好意を持たれているとは思ってもいなかった。近藤への思いを募らせついに告白するあきら。しかし近藤は戸惑い、彼女の思いをそのまま受け止めることができない。それでもあきらの真っ直ぐな思いは、二人の心の距離を縮めていく。陸上と向き合うことを避けてきたあきらとかつて抱いていた小説家の夢から目を背けてきた近藤の関係は、それぞれ自分自身を見つめなおすきっかけとなる。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年6月下旬号

REVIEW 日本映画&外国映画:「恋は雨上がりのように」

2018年6月上旬特別号

UPCOMING 新作紹介:「恋は雨上がりのように」

2022/04/13

2023/05/02

70点

選択しない 

店長が良識のある人物として一貫しているので安心して見れる。明らかにあきらからの一方通行で、その歯止めの効かなさがかわいかったりもするのだけど。
OPの疾走感がとても気持ち良い。学校からバイトまで走り抜ける描写に、テンポの良い音楽!
加瀬さん・店長との2回のデートの比較が面白いし、図書館シーンはとても暖かく素敵だったな。
磯村勇斗の前髪いい。チャラいけど本質も見ててちゃんと伝えられる人物。
戸次さん最初うさんくさく見えたけど、窓際での喫煙が美しかった。

2022/12/08

2022/12/13

74点

テレビ/有料放送/WOWOW 


坂口理子(脚本)と永井聡(監督)

女子高生小松菜奈が恋をする。相手は坂口健太郎(余命10年)でも菅田将暉(糸)でもない。中年のコンビニ店長大泉洋である。
破綻するにせよ、ハッピーエンドにせよ、何だか中年好みの「ロリータ」や「ベビードール」系のドラマを想像して、それとなくこの映画を避けてきたような気がする。
ところがドッコイ、いい意味で裏切られた。女子高生の再生物語として巧く出来ており、単純な恋愛映画にもロリコン系にもなっていなかった。

アキレス腱断裂でランナーとして未来が見えなくなっていた彼女が、中年のファミレス店長と出会った時に、みるみる心が解き放たれていく。その場面がさり気なく、しかも丁寧に描かれている。手品も伏線を効かせている。
副筋として教室での昭和文学史の授業風景、コンビニでの同僚たち(磯村勇斗や濱田マリら)の点描、陸上部の仲間である清野菜名や隣接高校のライバルアスリート山本舞香とのふれあい、大泉洋の友人小説家(戸次重幸)との付き合い、大泉洋の子どもとの交流等々が巧く小松菜奈に絡めて描いていく。

で、清々しい映画に仕上がった。小松菜奈って、こういう影を抱えた女の子が旨いなぁと感心する。でも彼女の魅力については多くのレビュアーが書いておられるので、ここではスタッフのことに触れておきたい。

先ず脚本の丁寧な書き込みに感動した。例を挙げるとキリがないが、いちばん舌を巻いたのは、スポーツ用品店で、清野菜名が大泉洋に出遭うシーンである。
彼女はこの男が夏祭りで遠目に親友の小松菜奈と親しげに話していた男だと覚えていた。大泉洋の方は彼女のことを知らない。➡︎ 彼が落とし物を拾ってあげたことをきっかけに会話が始まる。彼は息子のランニングシューズを買いに来ていた。それで彼女はシューズの選び方を教える。➡︎ 彼女の説明を聞いているうちにランニングに相当詳しい人と察して男は質問する。「アキレス腱を切ってもランナーとして再起できるのか」と。➡︎ 清野菜名はその質問で、男が誰のことを気にかけているのか分かる。彼女はここで初めて男の中に友人小松菜奈への気遣いを感じる。
ランニングシューズとアキレス腱の話題だけで、清野菜名の大泉洋への俗物的な誤解が氷解していく心的過程が丁寧に書き込まれている。「わたし、あなたを若い娘をたぶらかす女たらしだと誤解してました。ほんとうは良い人なんですね」などと、心情をセリフで説明するような安易さがここには無い。「具象的な会話による心的過程の明晰さ」と「映像による分かり易さ」とを見事に両立させた筆致に舌を巻いた。坂口理子の名を覚えておこうと改めて思った。

そつのない手慣れた演出も思い掛けない収穫で、この人は何者かと改めてキネノートでフィルモグラフィを覗いてみてビックリ!
永井聡監督には「ジャッジ」で出会っていたことに初めて気付いた。「ジャッジ」のときは新鮮なギャグの連発に笑い転げた。あまりにも型にはまらない並々ならぬ才能を感じたが、これは「ソフトバンク白戸家の犬」で見せたコマーシャル作家としての閃きと同じ類と見て、この監督のセンスの良さは映画作家としてはビギナーズラックで終わりそうな気がしていた。
「キャラクター」はサスペンスとして評判を耳にしたのが観る動機になっており、それが永井監督の作品とは意識していなかった。
今回の作品が「あっ、あの時の監督だ!」と初めて「ジャッジ」と「キャラクター」と繋がった。永井聡監督、着々と軌道に乗せた仕事ぶりを見せており、コメディに始まってホラーサスペンスを経てラブストーリーまでジャンルの振れ幅も大きくて、閃きだけの一発屋ではなかった。今ごろになって何を世迷いごとをとお叱りを受けそうですが、遅まきながら暫く追いかけてみることにします。

2022/09/23

2022/09/23

80点

VOD/U-NEXT 

・年の差恋愛映画でありながら、恋に落ちる過程が無く恋愛パートをコミカルに描く さらに小松と大泉のリスタートを描くことを主眼にしたことで爽やかな作品に コミカルと前向きさをバランスよく描いた良作
・小松からの一方的な恋愛パートがマンガ的で微笑ましくコミカル カラッとしていることで年の差恋愛にヤダ味は全く感じられない 困る大泉の小松に対する真摯な対応もさらに爽やかに
・映像表現に切れがある 陸上や街中で走るだけのシーンでも疾走感に溢れ、カット割りもダイナミック
・小松のケガによる陸上選手としてのリタイア 大泉のくすぶった人生からの小説への想いと平凡店長からの脱却 二つのリスタートストーリーが同時並行で描かれ、各々が作用する展開も爽やかで前向きな気持ちに
・小松の復活に影響を与える同級生の清野菜名と年下ライバルの山本舞香 口うるさくも支える母親の吉田羊 バイト先の磯村隼人や浜田マリ、松本穂香 豪華キャストが自然に彼女に作用する展開も上手い
・大泉の同級生役の戸次重幸が何よりいいキャラで、彼の本音が導かれる
・最終的に陸上に戻った小松と小説活動を行いながらも仕事もステップアップする大泉 一歩ずつ前に進む二人のラストも実に清々しい
・個人的に小松菜奈がどストライク しかめっ面から笑顔、前を向く彼女 どれも素晴らしかった
 

2019/10/25

2022/05/22

80点

テレビ/有料放送/WOWOW 


爽やか

原作好きなんで、実写化かー大泉洋かー、と若干不安だったけれど、いつものくどさも無く良かった。 
小松菜奈がハマってたな。

2022/03/27

2022/04/02

75点

VOD/NETFLIX 

小松菜奈はそのビジュアルから、溺れるナイフや恋する寄生虫など、割と掴みどころのない女性や、ちょっとぶっ飛んだ感じの個性的な役なんかの映画をよく見てきたけど、こういうスポーツに打ち込んでごく普通の感じのほうが意外と似合ってる感じがしました。
よくある女子高生とかなり歳の離れた男性のよくある少女漫画的な恋愛かと思ったら、いい意味で人を好きになるという気持ちと、恋で人生頑張ったり転機になったりするっていう割と爽やかな展開で、見ていていい恋愛映画だなと単純に思いました。
大泉洋演じる店長が、変なおじさんじゃなくてちゃんとした理性のあるまっとうなおじさんなところが好感持てる。
そして、ヒロイン側だけじゃなくて、男性側のほうにも、女子高生から好きと言われたことでちょっとした人生のキッカケみたいなのになって、相互作用でいい恋できて良かったねって思えるようなストーリーが素敵だったかなと思います。

2021/12/12

2021/12/12

60点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


小松菜奈か。

永井聡監督です。まぁベタベタな恋愛映画とも言えるが、小松菜奈の魅力が一杯ですね。笑顔もいいし、怒ったような顔も良し。それだけでも観る価値があるのかも。光の当たり方が綺麗。戸次さんは笑える。