表の顔は小料理屋、裏の顔は闇金屋という一風変わった闇金作品。
73分という上映時間のため、ストーリーは完結しないし、宮下順子さんが演じる小料理屋の女将の正体もわからずじまい。
小料理屋という設定自体は面白そうですが、小料理屋として営業しているシーンがない。
そのため、闇金屋になった時のギャップがないので、その魅力を十分に発揮したとは思えません。
ヤクザとのトラブルも女将さんの人脈や大物ぶりを見せたかったのはわかるのですが、いきなりヤクザの上層部に手をまわして解決では、逆に引き出しの少なさを露呈しただけだと思います。
小作品というのはわかるのですが、だからといって手を抜いて良いということにはなりません。