ランドルフ・スコットって西部劇を中心に活躍したんですね。知らなかった。全然、男臭くないのによく西部劇ばかり続けられましたね。IMDbで数えてみたらクレジットされてる出演作、1930年代から1960年代までざっと100作中65作が西部劇である。すごい!
そのうち私が見た西部劇は今作と引退作になったサム・ペキンパーの《昼下がりの決闘》のみ!むしろ30年代のアステアミュージカル《ロバータ》の木偶の坊ぶりが印象的。もっと注意して彼の西部劇、見ていきたい。
ただ今作はどうにも締まらない。
恋人の結婚式から映画は始まるのだが、映画以前の話を登場人物の会話から想像していかねばならない。
映画が始まる以前にランドルフ・スコットの恋人だった女が大金持ちの悪徳農場主と結婚する。土地問題とこの女をめぐる三角関係がメインなのだが、面白くならないのだ。
ラスト、悪徳農場主が撃たれて死ぬ間際、妻はスコットでなくこの夫を愛していたと悟る。チャンチャン!