胸騒ぎのシチリア

むなさわぎのしちりあ|A BIGGER SPLASH|A BIGGER SPLASH

胸騒ぎのシチリア

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レビューの数

25

平均評点

64.3(126人)

観たひと

185

観たいひと

35

(C) 2015 FRENESY FILM COMPANY. ALL RIGHTS RESERVED

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー / ドラマ
製作国 イタリア=フランス
製作年 2015
公開年月日 2016/11/19
上映時間 125分
製作会社
配給 キノフィルムズ/木下グループ
レイティング PG-12
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1969年公開の「太陽が知っている」を原案に「ミラノ、愛に生きる」のルカ・グァダニーノ監督が映画化。痛めた声帯を癒す為、シチリアの孤島で恋人と優雅な時間を過ごすロック歌手のマリアン。そこへ元恋人の音楽プロデューサー、ハリーが娘を連れてやって来る。出演は「グランド・ブダペスト・ホテル」のレイフ・ファインズ、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソン、「リリーのすべて」のマティアス・スーナールツ、「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」のティルダ・スウィントン。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

世界的な人気を誇るロック歌手のマリアン(ティルダ・スウィントン)は、痛めた声帯と心を癒す為、恋人で無名の映画監督のポール(マティアス・スーナールツ)と南イタリアの孤島、シチリア・パンテッレリーア島で優雅な時間を過ごしていた。ところが、声帯の手術を受けたばかりのマリアンは、ほとんど声が出ない。そんななか、マリアンの元恋人でカリスマ音楽プロデューサーのハリー(レイフ・ファインズ)が、セクシーな娘ペン(ダコタ・ジョンソン)を連れて押しかけてくる。歌って踊り続けるエネルギーの塊のようなハリーは、実はマリアンとの復縁を狙っていた。一方、若さを持て余したペンはポールへの好奇心を募らせていくが、父親のはずのハリーとも妖しげな雰囲気を漂わせていた。やがてマリアンの嫉妬と困惑と迷いが最高潮に達した時、思いもよらない事件が起きる……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2016年12月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画:「胸騒ぎのシチリア」

2016年11月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「胸騒ぎのシチリア」

2024/04/09

2024/04/09

52点

選択しない 
字幕


お前に心は救えない

物語は好きではないが、画と音、そして役者の様々な表情が良作たらしめている。

2016/11/23

2021/02/18

65点

映画館/東京都/新宿ピカデリー 
字幕


騒ぐ胸はそのままにして…

元カレが来る。

穏やかに、日々の、ゆっくりと流れる時間を楽しみながらの生活が一変する。

あまり口数の多くない今カレと、喋り過ぎるくらいに饒舌な元カレ。
ヒロインを巡るお互いの心の内が最後の最後に爆発することになるけれど

そのことで暴露されてしまういくつかの事を
心に置いたまま
そして、露見するのか否かを見ている私の心にも残したまま

騒ぐ心をそのままに終わる映画。

こんな余韻を残す作品だったのか…
クソッ! してやられた。

胸騒ぎの複雑さを延々と見せられて、見続けて
到達する出来事へ
それが騒ぐ胸をもう決して鎮めさせてはくれない。
騒ぐ胸をそのままに
人は恋をして、生きていくのか…

2020/04/21

2020/04/21

67点

テレビ/有料放送/ムービープラス 
字幕


次は何か・・終わった

ネタバレ

マリアンが手術の休暇を過ごすシチリアに元恋人ハリーとその娘ペンが来て、現恋人ポールとの休暇を乱す。次に何か新しい展開があるはずと思っていたが、期待しているうちに終わったという感じ。確かに、マリアンとハリー、ポールとペンの間違いはあったが、それだけ。ポールとハリーの言い争いから、ミスでハリーが亡くなるが、そのシーンがなくても成り立つストーリーだろう。

2018/05/26

2018/05/30

65点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 
字幕


ストーンズの「エモーショナル・レスキュー」

69年のアラン・ドロン主演の「太陽が知っている」のリメイクだそうだ。
それほどいい映画だったか、記憶が薄れているのだが、サントロペのプール
付きの別荘が舞台で、奇妙な四角関係が描かれる。そしてドロン映画では
欠かせない殺人がプールで行われた…。

今作では、舞台をイタリアの名勝パンテッレリーア島に、主要4人のキャストを
集めた。この美しい風景だけでも映画の風格が出来てしまう。ここで休養して
いるのが世界的人気を誇るロックシンガーのマリアンとカメラマンのポール。
そこに音楽プロデューサーでマリアンの元夫ハリーが、娘のペンとともに押し
かけてきた。ハリーの騒がしさと、声帯の手術をしてリハビリ中の沈黙のマリアン
の対比は絶妙。加えて四者四様の内面と外面の乖離が揺れながら綴られる。
復縁を試みるハリーだが、マリアンとポールの間は強固だった。ペンは美しい
海岸でポールを誘惑する。四角関係は、不安定な三角へ。プールサイドの
饗宴は殺意の閃きに変わる…。

キネ旬の「太陽が知っている」のあらすじでは、完全犯罪は成功したが、
以後の二人には共犯者であって、愛し合う二人ではなかった。と記されている。
ある意味で、懲罰が科せられているが、今作ではしれっと立ち回っただけの
感じで終わる。ラストは難しい。

2018/04/24

2018/04/24

73点

その他/ツタヤレイクタウン店、DVDレンタル 
吹替


ドロン主演のオリジナルのラストを覚えていない。

 4人の男女が繰り広げる愛憎劇なのだろうが、どうも苦手な部類の映画になってしまった。

 オリジナルであるアラン・ドロンの「太陽が知っている」も、その超豪華なキャスティングには似合わない迷作だったので、見る前から心配だったのであるが。

 骨子的には同じものなのだが、その背景の心理描写は全然異なり、別物のストーリーと言っていい。

 久し振りにマトモな女を演じているティルダ・スウィントンはいいが、ドロンばりに美しかったレイフ・ファインズの、オヤジぶりは驚いた。光陰矢の如し。

 シチリアのお祭りが出てきたが、「太陽がいっぱい」にも似たシーンがあったか。
 イタリア・テイストなのだろうか、ピンと来なかった。

2018/03/22

2018/03/31

80点

選択しない 


ダコタ・ジョンソン

レイフ・ファインズ